冬季になると、雪が降っても良いように道路に融雪剤が撒かれます。
この融雪剤は車に付着すると厄介なので、早めの洗車が必要になります。

融雪剤とは

融雪剤は一言に真冬に高速道路を運転していると、道路に上に白い粉が撒かれているのをみかけることがあるかもしれません。これが融雪剤です。雪の多い地域において車を安全に走行するために欠かせない安全対策の一つです。

融雪剤による車体への影響

融雪剤は、凍結防止剤とも呼ばれており、雪や凍結部分を溶かしたり、凍結を防ぐ役割があります。主に雪が積もる前に撒くことで、積雪を防いで雪解け水が氷ることも防ぐことができます。

凍結によった交通事故などの道路上の危険を回避するために散布されます。
塩化カルシウムが主成分になっているものが一般的です。塩化ナトリウムや塩化マグネシウムなども含まれています。

この融雪剤が車に付着することで起こりうる現象として挙げられるものは、塩化カルシウムや塩化ナトリウム、塩化マグネシウムは、金属の腐食を早める成分が含まれるため、車の下回りやボディに付着すると錆やすくなります。

また人体に影響を及ぼすこともあります。
融雪剤に多く含まれる塩化カルシウムですが、水に溶けることで発熱します。
濡れた手足に付着すると皮膚炎などが起こる場合があるので注意が必要になります。
融雪剤をご使用する場合は、皮膚に付着しないように手袋、メガネ、マスクなど服装に気を付けるようにしましょう。

1.車体に付着した融雪剤の洗車方法

融雪剤に含まれる塩化カルシウムなどの塩化薬剤が錆の進行を早めます。融雪剤が散布された路面を走行した際は、できるだけ早く洗車して融雪剤を除去しましょう。
融雪剤が付着した洗車の場合は下回りをしっかりと洗うことが必要になります。

①車体に水をかける

高圧洗浄機を使用することをおすすめします。
融雪剤が下回りに付着するとマフラーの熱の影響によって固着しますが、高圧洗浄機をしようすることでしっかりと洗い落とすことが可能となります。

②カーシャンプーで洗う

高圧洗浄機だけでは落としきれない汚れはカーシャンプーを使用して洗います。
出来るだけ泡立ちのよいカーシャンプーをご使用ください。

③拭き上げ作業

通常の洗車と同じようにすすぎ残しがないように気を付けて、柔らかいマイクロファイバークロスを使用して拭き上げましょう。

融雪剤が付着した車を洗車する際の注意点

融雪剤は人体に触れると悪影響があります。融雪剤が目に入ると炎症を起こしたり、水分と一緒に皮膚に触れたら皮膚炎を引き起こす恐れがあります。
洗車の際は飛び散って自分にかかる可能性もあるので、注意しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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