ガラスコーティングの雨対策!効果、施工、メンテナンスのコツをプロが解説

ガラスコーティングを施すことで、車の美しさを長く保つだけでなく、雨による汚れや雨染みの悩みも軽減されるため、コーティングを施す価値は十分にあります。
しかし、実際にどれだけ効果が続くのか、施工時に注意すべき点は何か、雨天時のメンテナンス方法について気になる方も多いはず。
この記事では、プロが教えるガラスコーティングの雨対策として、効果の持続性施工時のポイント雨染みの防止、そしてメンテナンスのコツなど詳しく解説していきます。
これを読めば、雨の日でも安心してコーティングを活用し、車を美しく保てるようになります♪

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1章:ガラスコーティング施工車の雨に対する効果

ガラスコーティング施工車の雨に対する効果

ガラスコーティング施工車の雨に対する効果や持続期間についてご紹介します。

雨染み・汚れが付着しにくくなる

雨染み イオンデポジット

ガラスコーティングを施工すると、雨の日でも汚れや雨染み(イオンデポジット)が付きにくくなります。これはコーティングの水弾き効果によって、雨水と一緒に汚れや水分が流れやすくなるためです。その結果、車の表面に汚れや水滴が残りにくく、美しさを保ちやすくなります。

ただし、すべての汚れや水滴を完全に防げるわけではありません。雨染みや汚れの付着を軽減する効果はありますが、放置するとコーティング自体の劣化にもつながります。

ガラスコーティングの効果を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスや正しいお手入れが不可欠となり、ケアを続けることで、車の美しさとコーティングの性能を長期間キープすることができます。

効果は6ヶ月~5年程度持続する

ガラスコーティング施工車の雨を弾く効果は、一般的に、市販のガラスコーティングは約6ヶ月~1年程度、専門店で施工したガラスコーティングは1年~5年程度持続します。
市販品は施工が簡単で誰でも手軽に使用できますが、その分耐久性がやや短くなりがちです。一方、専門店での施工は高品質なコーティング剤と熟練の技術を活かして施されるため、長期間にわたる効果が期待できます。
ただし、どちらの場合もコーティング効果を長く維持するためには適切なメンテナンスが必要です。雨に濡れた後は水滴を拭き取ったり、汚れを溜めずに定期的に洗浄することが重要です。
このように、使用するコーティング剤やメンテナンスの状態によって異なりますが、一般的に市販品では6ヶ月~1年程度専門店で施工した場合は1年~5年程度、効果が持続することが期待されます。

2章:雨の日のガラスコーティング施工と管理

雨の日のガラスコーティング施工と管理

ガラスコーティングの施工を予定した日が雨だった場合、ガラスコーティングを施工しても良いものか、少々不安になりますよね。そこで雨の日のガラスコーティング施工についてご紹介します。

雨の日はガラスコーティング施工に適さない

雨の日のガラスコーティング施工は可能ですが、最適な環境とは言えずおすすめできません
雨の日は湿度が高くボディに水分を多く含んでいるため、コーティングの被膜が形成されにくく、硬化にも時間がかかります。さらに、施工時に水分が残ると密着不良を起こし、十分な効果を発揮できない可能性があります。
また、コーティング剤によっては水気厳禁のものもあるため、施工環境や天候には十分注意が必要です。
ガラスコーティングは、乾燥した天候で施工するのが理想的です。

雨の日のガラスコーティングの乾燥時間

雨の日のガラスコーティング施工は、乾燥に時間がかかります。
雨の日は湿度が高いため、完全に硬化するまでには普段より時間が必要です。初期乾燥が終われば多少の雨に濡れても問題ありませんが、商品に記載された初期乾燥時間に関わらず、施工当日はできるだけ濡らさない方が無難です。
例えば、晴天時なら数時間で初期乾燥が完了するコーティングでも、雨の日は湿気の影響で倍以上の時間がかかることがあります。また、施工直後に雨に当たると、硬化前のコーティングが流れたり、ムラができる可能性もあります。
そのため、雨の日にガラスコーティングを施工する場合は、十分な乾燥時間を確保し、施工当日は極力濡らさないように注意しましょう。

ガラスコーティング施工後の注意点

ガラスコーティング施工後、完全硬化には約1ヶ月程度かかります。
完全硬化するまではコーティングの性能が十分に発揮されないため、以下の4つの注意点をしっかり守りましょう。

ガラスコーティング完全硬化前の注意点

①カーシャンプーを使用しない
②汚れたらできるだけ早く除去する
③洗車機を使用しない
➃濡れたらすぐに拭き取る

①カーシャンプーを使用しない

ガラスコーティングが完全硬化するまでは、カーシャンプーの使用を避けてください。
カーシャンプーを使用すると、コーティング被膜がまだ安定していないため、効果を損なう可能性があります。
そのため、ガラスコーティングが完全硬化する前にカーシャンプーを使用することは絶対に避けるようにしましょう。

②汚れたらできるだけ早く除去する

ガラスコーティングが完全硬化する前に汚れが付着した場合は、すぐに取り除いてください。
汚れを放置すると、コーティング膜に固着し、後で取り除くのが難しくなることがあります。
そのため、ガラスコーティングが完全硬化する前に汚れが付いた場合は、早めに優しく取り除くようにしましょう。

③洗車機を使用しない

ガラスコーティングが完全硬化する前に洗車機を使用しないでください。
洗車機のブラシや摩擦がコーティングに傷をつける原因になります。
ガラスコーティングが完全硬化する前は、洗車機の使用は絶対に避け、水で優しく手洗いするようにしましょう。
※完全硬化後も、洗車機の使用はコーティング被膜を傷つける可能性があるため、おすすめできません。

➃濡れたらすぐに拭き取る

ガラスコーティングが完全硬化する前に水に濡れてしまった場合は、すぐに優しく拭き取ってください。
施工直後に雨や水に濡れると、硬化前のコーティングが流れたり、ムラができる可能性があります。また、雨や水に含まれる汚れが固着してしまうこともあります。
そのため、完全硬化する前に水に濡れてしまった場合は、すぐに優しく拭き取るようにしましょう。

3章:雨に強いガラスコーティングの選び方

雨に強いガラスコーティングの選び方

雨に強いガラスコーティングを選ぶための3つのポイントと商品をご紹介します。

自分の車や環境に合う水弾きを選ぶ

雨に強いガラスコーティングを選ぶ際は、自分の車や使用環境に合った水弾きのタイプを選ぶことが重要です。
ガラスコーティングの水弾きには撥水タイプ親水タイプがあり、それぞれ特性が異なります。適切なものを選ばないと、本来の効果を十分に発揮できません。

水弾き 撥水タイプ 親水タイプ
弾き方 水弾き 撥水
水を弾いて水滴がコロコロと転がる
水弾き 親水
水が均一な膜状態に広がり落ちていく
特徴 水滴が早く流れ落ち、拭き上げが楽
細かい水玉が残るため、乾いてシミになりやすい
汚れやホコリが流れやすい
水玉ができにくいため、シミの発生を防ぎやすい
おすすめ 屋内駐車(カーポート・ガレージ)
淡色車(白・シルバーなど)
洗車を頻繁にする
降水量が少ない地域
高速道路を頻繁に利用する
屋外駐車(青空駐車・雨ざらし)
濃色車(黒・紺・赤など)
洗車回数を減らしたい
雨や雪が多い地域
街乗りが多い

上表のように、自分の車や使用環境に合った水弾きのタイプを選ぶことで、コーティングの効果を最大限に活かし、雨によるダメージの防止や美観維持、メンテナンスの手間軽減など、多くのメリットを得られます。

雨汚れを防ぐ防汚性能が高いものを選ぶ

雨に強いガラスコーティングを選ぶ際、防汚性能が高いものを選ぶことが非常に大切です。
雨が降ると、車の表面に雨と一緒に汚れが付着しやすく、特に水垢や泥、ホコリなどが付きやすくなります。これらが付着すると、シミができるほか、時間が経って乾燥した泥汚れが固着し、落とす際にをつけることがあります。また、埃や砂粒が風や走行中の振動で擦れ、塗装面にをつける原因となります。さらに、酸性雨が塗装に触れることで、劣化や腐食を引き起こす可能性もあります。
そのため、防汚性能が高いガラスコーティングを選ぶことで、車が汚れにくくなり、塗装を保護することが重要です。

ダメージに強い耐久性の高いものを選ぶ

雨に強いガラスコーティングを選ぶ際、耐久性が高いものを選ぶことが非常に重要です。
ガラスコーティングは、雨や風、紫外線などの外的要因にさらされることで劣化する可能性があります。
耐久性の高いガラスコーティングは、厳しい天候や洗車時の摩擦に強く、コーティングが剥がれにくいため、雨天時でも車をしっかり守り、長期間にわたって水弾き効果や防汚効果を発揮します。
このように、耐久性の高いガラスコーティングを選ぶことで、雨の日でも車をしっかり守り、効果を長期間維持できるため、選択時には非常に重要な要素となります。

雨に強いおすすめのDIYガラスコーティング剤

上述のような雨に強いおすすめのDIYガラスコーティング剤をご紹介します。

【撥水タイプ】
SCHILD®Premium 超撥水ガラスコーティング剤25ml
ガラスコーティング剤 撥水 DIY
耐薬品性に優れた超撥水性コーティング被膜を形成する硬化型ガラスコーティング剤。
SCHILD®Premium 超撥水ガラスコーティング剤20,790円(税込)

SCHILD®Premium ウルトラガード(ベース&トップ各25ml)
ガラスコーティング剤 撥水 DIY
ベース&トップコートを塗り込む2液性で、持続性の高い超撥水被膜を形成する2層構造の硬化型ガラスコーティング剤。
SCHILD®Premiumウルトラガード27,720円(税込)

【親水タイプ】
SCHILD® 親水ガラスコーティング剤25ml
ガラスコーティング剤 親水 DIY
長期間イオンデポジットやウォータースポットの付着を軽減する、硬化型の親水性ガラスコーティング剤。
SCHILD®親水ガラスコーティング剤8,740円(税込)

SCHILD®Premium 親水ガラスコーティング剤25ml
ガラスコーティング剤 親水 DIY
油性系の汚れの付着を防止する、驚愕の親水被膜を形成する硬化型のガラスコーティング剤。
SCHILD®Premium親水ガラスコーティング剤:10,290円(税込)

4章.ガラスコーティング施工車に雨染みを付けないメンテナンス方法

ガラスコーティング施工車に雨染みを付けないメンテナンス方法

優れたガラスコーティングを施工しても、雨染みが絶対に付かないわけではありません。
確かに雨染みはできにくくなりますが、雨に濡れたまま放置すると、コーティング被膜にも雨染みが発生してしまいます。
大切なのは、適切なメンテナンスを行うこと!
本章では、雨染みを防ぐための効果的なケア方法のポイントを5つご紹介します。

雨上がりにできるだけ早く水滴を拭く

メンテナンス 雨
ガラスコーティング施工車に雨染みを付けないためには、雨上がりにできるだけ早く水滴を拭き取ることが重要です。
雨水には空気中の汚れや不純物が含まれており、これが蒸発すると、コーティング施工車であっても雨染みができてしまいます。
しかし、雨上がりにすぐ柔らかいクロスなどで優しく拭き取ることで、雨染みの発生を大幅に防ぐことができます
そのため、ガラスコーティングの効果を持続させ、愛車の美しさを保つためには、雨上がりにできるだけ早く水滴を拭き取ることが大切です。

定期的にシャンプー洗車を行う

メンテナンス 雨 洗車
ガラスコーティング施工車に雨染みを付けないためには、定期的にシャンプー洗車を行うことが重要です。
雨水に含まれる空気中の汚れや不純物が蒸発して雨染みとなり、さらに時間が経つと汚れが固着し、落としにくくなってしまいます。
しかし、定期的にシャンプー洗車を行うことで、付着した汚れや不純物をしっかり除去でき、雨染みの発生を防ぐことができます
そのため、ガラスコーティングの効果を長持ちさせ、愛車の美しさを維持するためには、定期的なシャンプー洗車が欠かせません。

適切な洗車の頻度は、駐車環境やボディカラーによって異なります。
以下を参考にしながら定期的に洗車を行いましょう。
洗車頻度

汚れがひどい時はシャンプー洗車を行う

雨 汚れ
▲雨上がりに泥汚れや花粉が付着した塗装面

ガラスコーティング施工車に雨染みを付けないためには、汚れがひどい時はシャンプー洗車を行うことが重要です。
花粉や黄砂、梅雨時の水滴、夜露などが付着したまま放置すると、汚れが固着しやすくなり、雨染みができる原因となります。
例えば、梅雨の晴れ間に強い日差しで乾いた雨水がシミになったり、夜露が繰り返し付着すると、水洗いだけでは落ちにくく、シャンプー洗車をしないと除去できません。また、花粉や黄砂は水分と反応すると塗装面にダメージを与える恐れがあります。
そのため、花粉・黄砂の時期や梅雨の晴れ間、夜露が多い季節には、汚れがひどくなる前にシャンプー洗車を行うことが、雨染みを防ぎ、コーティングの効果を長持ちさせる大切なメンテナンス方法の一つとなります。

シャンプー洗車後にメンテナンス剤を使用する

ガラスコーティング施工車に雨染みを付けないためには、シャンプー洗車後にメンテナンス剤を使用し、水弾きと防汚性を回復させることも大切です。
ガラスコーティングは時間の経過とともに劣化し、撥水力や防汚性が低下することがあります。その結果、汚れが付着しやすくなり、雨染みの原因になりやすくなります。特に、シャンプー洗車を行うと、汚れだけでなく、表面に残った撥水成分も一緒に流れ落ちるため、そのまま放置するとコーティングの効果が徐々に弱ってきてしまいます。
そこで、洗車後にメンテナンス剤を使用すると、コーティング表面の撥水性が回復し、水滴が残りにくくなるため、雨染みができるリスクを大幅に軽減できます。また、防汚効果も向上するため、日常の汚れが付きにくくなり、次回の洗車も楽になります。
そのため、シャンプー洗車後はメンテナンス剤を使用し、コーティングの撥水性と防汚性を回復させることが、雨染みを防ぎ、愛車を長く美しく保つための効果的なメンテナンス方法の一つです。

メンテナンス剤は施工したガラスコーティングと同じ水弾きタイプを使用するようにしましょう。
以下におすすめの商品をご紹介します。
【撥水タイプ】
SCHILD®Premium 超撥水リキッド290ml
メンテナンス剤 撥水
超撥水被膜を形成するスプレータイプのボディコーティング剤で、硬化型の撥水ガラスコーティングのメンテナンスとしても使用可能。
SCHILD®Premium 超撥水リキッド:4,850円(税込)

【親水タイプ】
SCHILD®親水リキッド290ml
メンテナンス剤 親水
親水性の撥水効果と防汚性を得られるスプレータイプのボディコーティング剤で、硬化型の親水ガラスコーティングのメンテナンスとしても使用可能。
SCHILD®親水リキッド:3,130円(税込)

固着した雨染みを専用クリーナーで落とす

ガラスコーティング施工車に雨染みを付けないためには、洗車しても落ちない汚れには専用クリーナーを使用することが重要です。
通常のシャンプー洗車では落としきれない頑固な汚れや、水シミ・雨染みは、そのまま放置すると塗装面やコーティング被膜にダメージを与え、劣化を早める原因になります。
例えば、洗車後もボディに白い輪郭のようなシミが残る場合、それは雨水や水道水が蒸発してミネラル分が残った「イオンデポジット」の可能性があります。このような汚れには、シャンプーではなく専用のクリーナーを使用することで、安全に除去できます。
そのため、洗車しても落ちない汚れがある場合は、専用クリーナーを使用し、適切に除去することが、ガラスコーティングの美しさと保護効果を長持ちさせるための重要なメンテナンス方法の一つです。

おすすめの専用クリーナーをご紹介します。
SCHILD®コーティングメンテナンスクリーナー190ml
メンテナンス剤 クリーナー
コーティング施工車の塗装表面に付着している洗車で落ちない汚れや軽度なシミを分解し、低下した撥水機能や光沢を取り戻す効果が期待できる、コーティング施工車専用のメンテナンス剤。
SCHILD®コーティングメンテナンスクリーナー:3,120円(税込)

SCHILD®イオンデポジット除去剤100ml
メンテナンス剤 イオンデポジット クリーナー
研磨剤未使用のためコーティング施工車にも対応している、雨染みや水シミの除去に特化した雨染み専用クリーナー。
SCHILD®イオンデポジット除去剤:3,940円(税込)

注意事項

洗車や専用クリーナーを使用する際は、シャンプーやクリーナーの力を利用して落とすようにしましょう。
力を入れてゴシゴシ擦ると傷が付いてしまうので、絶対に擦らないようにしましょう。

施工したコーティングによっては他社製品のクリーナー使用を禁止しており、使用することで品質保証が無くなるものもあります。
被膜とクリーナーの相性もあるため、必ず施工したガラスコーティングやメンテナンス剤の取扱説明書を確認したり、施工店に相談するようにしましょう。

専用クリーナーを使用しても落ちない場合は、専門店などに相談するようにしましょう。

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5.ガラスコーティング車の雨にまつわるよくある質問

ガラスコーティング車の雨にまつわるよくある質問

ガラスコーティング施工車と雨に関する、よくいただく質問をご紹介します。

Q.雨の日に洗車しても大丈夫ですか?

はい、雨の日に洗車しても問題ありません。
雨の日は湿度が高いため、汚れが浮きやすく落ちやすいというメリットがあります。また、晴れの日に比べて水分が急激に蒸発しにくいため、拭きムラや水シミができにくい点も利点です。
ただし、雨水には大気中の汚れや不純物が含まれているため、洗車後にしっかり拭き取らないと雨染みや汚れが残る可能性があります。また、拭き上げの際に雨が降り続いていると水滴が再び付着しやすく、すぐに汚れや雨染みがついてしまうというデメリットもあります。
そのため、雨の日に洗車する場合は、できるだけ雨に濡れない環境で作業し、しっかりと拭き上げることが重要です。

なお、洗車に最適なのは、「風が弱い曇りの日」です。
直射日光が強い晴天時や風が強い日は、水滴の蒸発やホコリの付着が発生しやすいため、避けるようにしましょう。

関連記事:炎天下でも洗車して大丈夫?

Q. 雨の日の運転時、視界を良好に保つ方法はありますか?

フロントガラスやサイドミラーに撥水コーティングを施工することで、水滴が弾かれて視界が確保しやすくなります。
特に高速走行時には、ワイパーを使用しなくても水滴が流れ落ちるため、視界が向上します。

詳しくは窓ガラスコーティングの必要性についてをご参照ください。

Q.ガラスコーティング直後に雨が降ったらどうすればいいですか?

できるだけ早く、やわらかいマイクロファイバークロスで水滴を優しく拭き取りましょう。
雨に含まれる不純物がコーティング表面に残ると、シミやムラの原因となり、仕上がりに影響を及ぼす可能性があります。
ガラスコーティング施工後は、最低24時間は屋内や屋根付きの場所で保管することが理想的です。また、天候を確認し、雨の予報がある場合は施工日を変更するなど、雨に濡れないよう事前に対策をとりましょう。
もし施工後に雨に降られてしまった場合は、できるだけ早く適切に対処することが重要です。
さらに、施工店でコーティングを行った場合は、メンテナンスの必要があるかを施工店に相談することをおすすめします。

Q.ガラスコーティング施工した車を雨の日に納車しても大丈夫ですか?

はい、半日~2日ほどの初期硬化が完了していれば、雨の日の納車でも問題ありません。
コーティング専門店では、必ず初期硬化が完了した状態で納車するため、基本的に心配は不要です。
ただし、量販店などの施工店によっては、納車後すぐの雨濡れを避けるために屋内保管を推奨する場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。その際、メンテナンスの必要性についても併せて相談することをおすすめします。

Q.ガラスコーティングをしていても雨染みはできますか?

はい、ガラスコーティングをしていても、雨染みはできることがあります。
ガラスコーティングは水や汚れを弾く効果がありますが、雨上がりに水滴が乾いた後や、洗車後に拭き上げをせず放置していると、コーティング被膜の表面にミネラル分が残り、汚れや染みが目立つことがあります。
ガラスコーティングは雨染みの予防には効果的ですが、完全に防ぐことは難しいため、前章のように定期的な洗車やメンテナンスが大切です。

関連記事:なぜイオンデポジットが発生してしまうのか?

6.まとめ

ガラスコーティングは、愛車を雨や汚れから守るための強力な手段ですが、完全に雨染みを防ぐわけではありません。
施工後の適切なメンテナンスと定期的な洗車が、コーティングの効果を最大限に引き出し、愛車を長期間美しく保つために欠かせません。

また、雨の日にガラスコーティングを施工することは、可能ではありますが、あまりおすすめはしません。
どうしても施工する必要がある場合には、施工当日は少なくとも雨に塗らさず、しっかりと初期乾燥させることが大切です。
完全硬化には約1ヶ月ほどかかるため、その間も慎重かつ迅速なケアが大切です。

正しく施工し、丁寧にメンテナンスを行うことで、雨の日でも愛車を美しく保ち、快適で輝くドライブを楽しむことができます!
ガラスコーティングを活用して、雨の日も楽しみましょう♪