新車コーティングの必要性
新車を購入すると必ずコーティングを進められるませんか?しかし、新車にコーティングって必要?汚れてからでもいいのでは?そんな疑問を抱えていませんか?結論から申し上げますと、新車にコーティングは必要です。
車の塗装面は紫外線や酸性雨、熱、排気ガス、花粉、黄砂などの影響で車の塗装面が傷んでしまい光沢(輝き)が低下したり、ひどい場合だと塗装が剥離することもあります。せっかく新車で車を購入したなら、コーティングをして愛車を長く綺麗に保たせたほうが良いでしょう。この記事では、コーティングプロショップのIICが新車コーティングの必要性とメリット、デメリットを詳しく解説していきます。この記事を読んで、豊かなカーライフが実現できることを願っております。

1章 新車のコーティングが必要か必要じゃないかの違い

新車のコーティングが必要か必要じゃないかの違い

新車のコーティングは愛車を綺麗に保つためには絶対に必要な作業です。新車にコーティングをしておくことで、経年劣化を抑え、長期間新車のような状態を実現させることが可能となります。しかし、すべての方にコーティングが必要という訳ではありません。まずは、新車のコーティングが必要か否かを解説していきます。

新車のコーティングが必要か否かの比較表
上記のようにコーティングが必要か否かは洗車をするかどうか。車の美観を求めるかどうかで変わってきますのでちょっと見てみましょう。

新車のコーティングが必要なケース

新車のコーティングが必要なケースとして、コーティング施工後に洗車をする方は必要と言えます。新車にコーティングをしておくことで、塗装面に付着した汚れが落ちやすくなりお手入れ(洗車)が楽になります。また、コーティングをしておくことで、光沢や輝いが増し新車以上の光沢を実現するため、車の美観を求める方にはコーティングは必要と言えます。

新車のコーティングが必要じゃないケース

新車のコーティングが必要じゃないケースは、車のコーティングを施工後、殆ど洗車をしない方はコーティングが必要じゃないと言えます。何故ならば、車のコーティングを施工した後でも汚れや付着します。その汚れが付着したまま洗車をせずに長期間(1ヶ月以上)放置していると汚れがコーティング被膜に固着して取れなくなったり、イオンデポジットやウォータースポット(水シミ)が付着してしまい洗車では取れなくなってしまいます。そうなるともう一度コーティングをしなければ綺麗にならないため洗車をしない方はコーティングは必要ないでしょう。また、愛車に美観を求めない方もコーティングは必要ありません。

ここまでが新車のコーティングが必要なケースとそうでないケースについて見てきました。2章では、新車時にコーティングをしないと劣化が進行してしまう事例について見ていきましょう。

参考記事:ガラスコーティングの効果,寿命,費用や業者,洗車をプロが完全解説

2章 新車時にコーティングしないと劣化が進行する

コーティングは様々な効果を得ることができるとお伝えしました。この章では、コーティングをしない場合にどのような劣化が起こるかについて詳しく解説していきます。

新車時にコーティングしないと塗装面が劣化する

・塗装面に細かい傷が付着しやすくなり塗装がくすんでしまう
・紫外線による劣化で色あせが発生する
・紫外線による劣化で塗装が剥離する

上記のように新車時にコーティングをしないと劣化が進行してしまいます。各項目ごとに詳しく解説していきます。

塗装面に細かい傷が付着しやすくなり塗装がくすんでしまう

塗装面の小傷

上記画像は、塗装面に細かいスクラッチ傷(小傷)が付着し塗装面の光沢が低下している画像です。車にコーティングをかけていないと塗装面に付着する砂利や鉄粉等が原因でひっかき傷が入りやすくなります。上記、画像は3年間コーティングを未施工で使用していた塗装となり、細かい円傷がついてしまいくすんでしまっています。このように、新車時にコーティングをしていないと塗装がくすんでしまうのです。

紫外線による劣化で色あせが発生する

紫外線による劣化で色あせが発生するイメージ

塗装面が紫外線に当たり続けることで、ダメージが蓄積し変色したり色あせしてしまいます。上記画像の右側はもともとの塗装(色)ですが、左側は白濁しているのがお分かりでしょうか?このようにコーティングを施工しないことで色あせが発生し再塗装が必要になるケースもあります。

紫外線による劣化で塗装が剥離する

紫外線でクリア塗装が剥離した状態のボンネット

続いては塗装が紫外線で剥離したケースをご案内します。車の塗装はまず最初に色つき塗料を塗布します。その後、クリア塗装(透明の塗装)を塗装面に施工し、ベースの塗料が劣化しないように保護被膜として塗装が形成されています。しかし、新車でコーティングをせずに放置していると塗装面のクリア塗装が剥がれてしまうのです。このようなことにならないためにも新車時にコーティングをしておくほうが良いでしょう。

3章 新車にコーティングをすることで得られるメリット

3章では、新車にコーティングをすることで得られるメリットについて解説していきます。

新車のような状態をキープすることで売却時の査定額が上がる

新車のメルセデスベンツ

まず1つ目のメリットは、新車時にコーティングをしておくことで新車のような状態を長くキープすることが出来るため、売却時の査定額が向上します。コーティングにかかる費用相場は約5~15万となりますが、この金額以上に、査定額が向上するケースも多いのがメリットと言えるでしょう。

新車以上に塗装面の深みが増す

新車以上に塗装面の深みが増したレクサスNX

車のコーティングをしておくことで得られるメリットの2つ目は新車以上の光沢(輝き)を実現する点です。車のコーティングは被膜が厚いため、新車時の塗装面に比べ圧倒的な光沢を実現します。一度、コーティングを味わうと中々やめられない原因は新車以上に光沢が増す点にあります。

汚れ落ちがよくなり洗車が楽になる

汚れ落ちがよい洗車イメージ

3つ目のメリットは洗車時の汚れ落ちが良くなり洗車が楽になることです。塗装面が汚れが状態で雨が降ることで、汚れが流れ落ちやすいため、雨が上がると比較的汚れも流れ落ちてくれているので洗車の頻度を減らすことも可能となります。また、自分で洗車をする際には、塗装面に汚れが固着しにくくなり、水や汚れを弾くため洗車が格段に楽になります。

4章 専門店の新車コーティングとディーラーの決定的な違い

専門店の新車コーティングとディーラーの決定的な違い
新車時にコーティングをするなら結論から申し上げると専門店で施工した方が良いでしょう。新車のコーティングをしようと思った時に、真っ先に浮かぶのがディーラーコーティングかと思います。しかし、ディーラーコーティングと専門店コーティングで比較すると、コーティングの種類や仕上がり、効果が変わってきてしますのでしっかりと選ぶようにしましょう。この章では、ディーラーと専門店コーティングの決定的な違いをお伝えしていきます。

①新車時のコーティング種類が専門店の方が豊富

まず、1つ目の決定的な違いはコーティングの種類が専門店の方が豊富だということです。車のコーティングには大きく分けて4種類存在します。
専門店のカーコーティングはポリマーやガラス、セラミックなど様々な種類をご用意しているため、オーナー様の求める効果や予算などに合わせて最適なコーティングをお選びいただくことが可能となります。
ガラスコーティングと一般的なコーティングの比較
上記、4つのコーティング種類があると同時に水弾きのタイプも3種類存在します。
車の駐車環境や洗車の頻度によって最適なコーティングは異なりますので、専門店コーティングは水弾きの種類が豊富という点もおすすめの理由の一つです。

水弾きやコーティング種類は車の駐車環境やボディカラーによって最適なコーティングは全く異なります。しかし、ディーラーコーティングでは、コーティングの種類が少ないため最適なコーティングを選ぶのは不可能と言えます。水弾きやコーティング種類で、効果効能が全く異なりますので慎重に選ぶようにしましょう。

駐車環境、洗車頻度で選ぶ水弾き

②コーティング施工後の焼き付け乾燥の有無

コーティング施工後の焼き付け乾燥の有無

2つ目の違いは、コーティング施工後に遠赤外線乾燥機で焼き付け乾燥を行うか否かです。車の本格的なコーティングは、コーティング施工後に完全硬化するまでに約1ヶ月かかると言われています。その間に汚れや雨に降れることで、コーティング被膜の硬化不良が起きて、持続性が短くなったり、シミが付着して取れなくなってしまいます。その為、遠赤外線乾燥ブースにて焼き付け乾燥を行うことでコーティングの3つの効果効能を向上させることが可能となります。

①光沢が向上する
②硬度が10%程度高くなる
③撥水性能が強くなる

以上の観点からも新車にコーティングをするなら専門店へ依頼するようにしましょう。

③ディーラーと専門店コーティングの費用の違い

新車でコーティングを行う場合の費用相場についてお伝えさせていただきます。
新車でコーティングを施工する際に、カーディーラー、専門店、カー用品店等、どこで施工するかで金額は変わってきます。今回は費用相場でお伝えしますので参考にして下さい。

コーティング専門店の価格

車体サイズ別コーティングの価格表

ディーラーのコーティングの価格(トヨタの場合)
ディーラーのコーティングの価格表
オートバックスのコーティングの価格

オートバックスのコーティングの価格

上記のように施工するお店で費用(価格)は異なるのでご予算に応じてコーティングを選ぶようにしましょう。
<車のコーティングの費用相場を知る上で参考になる記事>
車コーティングの価格相場とコーティングで得する3つのポイント

5章 新車時に行うコーティングのベストなタイミング

新車時に行うコーティングのベストなタイミング
新車時のコーティングでベストなタイミングはディーラーで納車されてから2週間以内が理想です。理由は2週間以上経過した車両は紫外線によるダメージや酸性雨によるダメージが加わり、下地処理などの費用が発生する場合があるからです。新車時の綺麗な状態でコーティングを行うことにより、余分な下地処理を避けることが可能となり、コーティングの施工価格も安く抑えることが可能となります。

6章 新車のコーティング施工後はメンテナンスが必要

新車のコーティングを施工した後は、コーティング被膜の持続性や効果効能を長持ちさせるために、コーティングメンテナンスが必要となります。コーティングメンテナンスは何をするかというと、洗車では取れない汚れを除去するメンテナンスと犠牲被膜を塗布するコーティングメンテナンスの2種類があります。これらのメンテナンスを行うことで、コーティングの持続性が高まるので詳しく見ていきましょう。

表面の汚れ落としを行うメンテナンス

表面の汚れ落としを行うメンテナンスとは、コーティング施工後にコーティング被膜に固着してしまった汚れを取り除くメンテナンスです。コーティング施工後は洗車では取れない汚れが固着してしまいます。その汚れを取り除かないまま放置しているとコーティング被膜にダメージを与えてしまうため、コーティングを施工した時に付属されているメンテナンス剤でお手入れしてあげましょう。コーティングによってはメンテナンス剤が付属されていないケースもありますのでその際にはSCHILD®コーティングメンテナンス剤を使用してあげましょう。

コーティング施工後に犠牲被膜を塗布するメンテナンス

コーティング施工後に犠牲被膜を塗布するメンテナンスとは、スプレータイプのコーティング剤でコーティング被膜の上に犠牲被膜を塗布する作業です。犠牲被膜を塗布することで、ベース被膜の劣化を防ぎ、コーティング被膜を常に良い状態にキープします。そのことで、コーティング被膜の寿命が向上しベース被膜の劣化を防ぐのです。

7章 新車のコーティングはボディ以外にも施工できる

新車を買ったらボディコーティングは一番重要ですが、その他、ホイールや窓ガラス、ヘッドライト等のコーティングをおすすめしております。
また、内装のプラスティックパーツやレザーシートにもコーティングを行うことが可能となります。

ボディコーティング

ボディコーティング

車のコーティングで最も重要なことはガラスコーティングです。塗装面の劣化を防ぐためにもまずはガラスコーティングを行うようにしましょう!

窓ガラスコーティング

窓ガラスコーティング

窓ガラスコーティングを行うことによりガラス面に付着した水滴がコロコロ弾くため、視界が良くなります。
また、油膜や雨染みなどの汚れを固着させにくくするため、雨天走行時の視界も良好となります。

関連記事:窓ガラスコーティングの必要性について

ホイールコーティング

ホイールコーティング

ホイールは車のパーツで最も汚れや熱による劣化を受けやすい箇所です。ホイールコーティングを行うことによって、ホイールに付着する泥汚れやブレーキダストなどの鉄粉が付着しても水洗いで簡単に落とせるようになるのも魅力の一つです。

関連記事:ホイールコーティングは意味ない?必要性や効果、注意点などを解説します

ヘッドライトコーティング

ヘッドライトコーティング

ヘッドライトはポリカーボネートの素材で作られており、このポリカーボネートは紫外線による劣化が受けやすくなります。ヘッドライトが紫外線で劣化すると黄色く黄ばんでしまうため、新車時にコーティングをして黄ばみ防止を行う必要があります。

レザーシートコーティング

レザーシートコーティング

レザーシートコーティングって必要なの?と思う方も少なくないと思います。
しかし、レザーシートのコーティングは必要不可欠です。理由はレザーシートは乗り降りの際に劣化してしまい、亀裂や皺の原因となります。
コーティングをしておくことで摩耗を減らしレザー本来の質感を保つことが可能となります。

関連記事:車内コーティングとは?DIYと専門店のサービスの違いを徹底解説

プラスティックコーティング

プラスティックコーティング

車のプラスティックパーツは紫外線による劣化で白く色あせてしまいます。
黒本来の色合いを保つためにもコーティングは必要不可欠です。
プラスティックパーツにコーティングをしておくことで色あせを防ぎ、防汚性効果も発揮します。

関連記事:未塗装樹脂コーティング剤について、選び方やおすすめの商品も解説

8章 新車のコーティングでよく頂く質問

Q,新車時のコーティングで種類は何を選べばよいの?

A,車のコーティングは5種類ほど存在します。コーティングの種類で得られる効果や持続性、費用が異なります。その為、どんな効果を得たいのか?を確認しておくことでコーティングが選びやすくなります。また、車のコーティングを選ぶ時のポイントは洗車頻度と駐車環境そしてボディカラーとなります。理由は、駐車環境やボディカラーによって汚れの付着具合や劣化具合が変わってくるので、コーティングの種類を選ぶ際に重要となります。詳しくは、下記のページを参考にしていただき車のコーティング種類を決めることをおすすめいたします。

新車コーティングの必要性とは,絶対にやった方がいい3つの理由

Q,新車のコーティングをDIYで考えています

A,自分で施工するのが得意な方でしたらDIYコーティングは非常におすすめです。しかし、使用するコーティング剤選びを間違えると思ったような効果が得られなかったり持続性が低い場合がありますのでコーティング選びは慎重に行ってください。DIYでコーティングを選ぶなら、楽天やAmazonなどのサイトで口コミを見ておくとよいでしょう。また、当店では、通信販売でガラスコーティング剤も販売しておりますので下記の通販ショップもご検討いただければと思います。

SCHILD®公式HP プロ仕様のDIYコーティング剤
SCHILD®楽天  プロ仕様のDIYコーティング剤

Q,自分でやる際の新車の下地処理について

A,自分で下地処理を行う際ですが、①洗車②脱脂作業③油膜除去④鉄粉除去⑤スケール除去(イオンデポジット除去)となります。新車でも目に見えない汚れが付着している場合がありますので下記の記事を参考に、下地処理を実施して頂ければと思います。下記の作業でコーティングの密着性が向上され、効果効能が向上します。

DIYのガラスコーティング施工方法とその具体的な手順

Q,新車のコーティングを施工するお店でおすすめはありますか?

A,新車のコーティングなら専門店へ依頼するようにしましょう。専門店コーティングは取り扱う商品の成分が強いため、持続性や光沢、防汚性効果、耐紫外線性等において非常に高い効果を実現します。下記記事を参考にしていただければと思います。

まとめ

新車のコーティングは非常に重要です。コーティングを施工していない車両は紫外線や酸性雨等の劣化によって塗装面の光沢が失われたり、塗装が剥離することもあるため必ずコーティングを施工するようにしましょう!新車時にコーティングをしておくことで、新車以上の光沢を実現し、長期間愛車を美しく保ちます。

愛車を美しく保つことで売却時の査定額も向上するケースが多いのでコーティングはおすすめです。また、コーティングを施工する際にはどこで施工するかも非常に重要となります。おすすめはガラスコーティング専門店へ依頼することですので、信頼できるショップを選ぶようにしましょう。

そして、コーティングをする際にはボディのみならず、ホイールや窓ガラス等のパーツ単体にもコーティングをしておくことをおすすめします。
コーティング施工後はマメな洗車でコーティングの寿命を延ばすことが可能となりますので適度なお手入れも欠かさないようにしましょう!

今回は最後までお読み頂きありがとうございます。新車のコーティングで豊かなカーライフをお送りできることを願っております。