水洗い洗車

監修者

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

カーディテーリング業界歴22年。中学時代よりカーコーティング・カーフィルム施工に従事し、これまでにディーラー下請けとしてポルシェ、ランドローバー、トヨタなどの施工実績を持つ。
現在は、カーコーティング・セラミックコーティング・プロテクションフィルム(PPF)・カーフィルムの専門店を運営。

2キーパーコーティング技術検定1級/有機溶剤作業主任者 ほか資格保有。

9車をきれいに保つために欠かせない洗車の水洗いですが、「難しそう」「水洗いだけで大丈夫なの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、正しい方法さえ押さえれば、水洗いだけでも十分にきれいな仕上がりが可能です。
この記事では、初心者でも安心して実践できる「水洗い洗車」の基本から、効果を高めるコツ、注意点までわかりやすく解説します!
必要な道具や季節ごとのポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

水洗い洗車の方法とは

水洗い洗車の方法とは

水洗い洗車とは、シャンプーなどの洗剤を使用せず、水だけで車体の汚れを落とす洗車方法です。
泥汚れや砂埃程度なら、水洗いのみで十分きれいになります。
また、洗剤を使わないことで環境にやさしく、さらに車のコーティング層を傷めにくいため、結果的に愛車の美観を長持ちさせる効果も期待できます。
作業後には、必ずしっかりと水分を拭き取ることがポイントです。

水洗い洗車の手順

水洗い洗車の手順

洗車の水洗い手順をできるだけ守ることで車をより綺麗にできます。手順の例として下記をご参考ください。

①予洗い
②本洗い
③乾燥
④拭き取り
の順になります。

特に、予洗いと本洗いをしっかり区別することが重要です。
乾燥と拭き取りも一体の工程と考え、手際よく行っていきましょう。

予洗いの重要性

最初に車全体にたっぷり水をかけて汚れを浮かせることが重要です。
この段階で砂やホコリを落としておかないといけません。理由はスポンジで擦った時にボディに傷が入ってしまうからです。
ホースまたは高圧洗浄機を使い、上から下へまんべんなく水をかけましょう。
予洗いでしっかりと水をかけてからから、スポンジを使った本洗いへと移るようにしましょう。
予洗いをしっかり行っておかないと、車体にキズがつく原因になることを忘れないでください。

本洗い方法

予洗いを終えたら、本洗いに進みます。柔らかいスポンジやムートングローブを使用し、力を入れずに優しくなでるように洗っていきましょう。
このときもあまり力を入れず、たっぷり水を流しながら、汚れを浮かせるように洗うのがポイントです。
洗う順番も、高い場所(ルーフなど)から低い場所(側面や下部)へ進めます。先に泥が多い下部を洗うと、スポンジがすぐに汚れてしまうため注意が必要です。

①屋根
②フロントガラス
③ボンネット
④サイド
⑤リア

リア(ホイール周り)の洗浄は、ボディよりも汚れがひどい場合が多いため、基本的にはボディの洗浄が終わってから行うか、専用のスポンジを用意しましょう。
ボディ用のスポンジでそのままリアを洗うと、スポンジに付着した砂や油汚れがボディを傷つける原因になるため注意しましょう。
また、スポンジに泥や砂が付着していないかこまめにチェックし、汚れていたらすぐに洗い流すか、綺麗な面に変えて作業を行いましょう。
汚れたスポンジで作業を続けると、細かい傷がついてしまう原因になります。

乾燥と拭き取り

洗い終えたら、すぐに拭き取り作業に移ります。
拭き上げには専用のクロスを使うのが理想です。特に夏場や冬場の乾燥した天気の日は、ボディが自然乾燥してウォータースポット(イオンデポジット)ができるのを防ぐため、風の当たらない場所で素早く拭き上げることが重要です。

水洗い洗車に必要な道具

水洗い洗車に必要な道具

基本の道具

洗車に最低限必要な道具は以下です。
水をしっかりと供給できる環境を作っておかないとスムーズな水洗いができませんので、洗車の際にはカーショップや百円ショップなどで必要な道具の調達をおすすめします。

・ホース(シャワーヘッド付き推奨)
・柔らかいスポンジまたはムートングローブ
・マイクロファイバークロス
・バケツ

これらは比較的安価で手に入るので、事前に準備しておくとスムーズに洗車を始められます。

あると便利な道具

さらに快適に洗車したい方におすすめの道具もあります。

・高圧洗浄機(より汚れを落としやすくなる)
・吸水タオル(大型サイズなら時短にも)
・洗車用脚立(ミニバンやSUVなど背の高い車に便利)
・ホイールブラシ(タイヤ周り専用のブラシ)

特にSUVやミニバンなど高さのあるお車には、脚立や高圧洗浄機があると作業が格段にラクになります。
高圧洗浄機は安価ではありませんが、用意しておくだけで時短にもつながるだけでなく汚れの落ち方も変わってもきます。
こうした道具を揃えることで、作業効率と仕上がりが良くなります。

水洗い洗車のコツ

水洗い洗車のコツ

洗車の水洗いのコツをご紹介します。洗車用の道具をしっかりと揃えることです。
道具も柔らかいスポンジやマイクロファイバークロスなどを使うと傷がつきにくくなります。
水の流し方もポイントになります。高圧洗浄機やホースを使いしっかりと水を使って流すことです。この時に、水が残りにくい部分にも注意しましょう。

車に傷をつけない方法

 洗車を行う際に車の傷を防ぐポイントは、シンプルですが重要です。

・予洗いで汚れを流す
・きれいなスポンジを使う
・優しく洗う

 特に、細かい砂粒をスポンジでこすってしまうと、目立つ傷の原因になってしまうので要注意が必要です。

ウォータースポットを防ぐ方法

 ウォータースポットは、洗車後に水滴が乾燥してできる白い斑点です。これを防ぐためのポイントを紹介します。

・洗車後はすぐに拭き取る
・日陰や朝・夕方の涼しい時間帯に洗う
・拭き取り用クロスを複数枚用意しておくと便利

拭き取りには「マイクロファイバークロス」を利用するといいでしょう。そして、とにかく「乾く前に拭く」ことを意識しましょう。
ウォータースポット防止には、コーティング剤の使用も役立ちますが無理に使おうとはせず、水をしっかりと拭き取りをすることを徹底するといいでしょう。

季節ごとの洗車のポイント

 季節ごとの洗車にはそれぞれ異なるポイントがあります。簡単に季節ごとのポイントを紹介します。

【春】→ 黄砂や花粉はシミになりやすい為、こまめな洗車を心がける。

【夏】 → 塗装面が高温になると洗車傷が付着しやすくなる為、炎天下を避け、朝夕の涼しい時間帯に洗車する。

【秋】 → 落ち葉による汚れに注意、こまめに掃除する。

【冬】 → 融雪剤(塩カル)が付着し、放置するとサビの原因となるため、早めに水洗いで流す。

季節に応じてタイミングを工夫することで、車の劣化を防ぐことができます。

水洗い洗車のメリットとデメリット

水洗い洗車のメリットとデメリット

水洗い洗車には、メリットとデメリットがあります。メリットの1番のポイントは、シンプルで手軽という点になります。
デメリットとしては、水だけでは落ちきれない汚れもあることです。これは理解しておかないといけないデメリットです。
他にもメリット・デメリットがありますので、紹介します。

水洗い洗車のメリット4つ

①手軽で短時間でできる
②洗剤が不要で経済的
③ボディに優しく、コーティングが長持ちする
④環境にやさしい

一番は、手軽さが大きな魅力です。特別な道具や洗剤を用意せずに、水だけで車をきれいにできることです。
水洗いでも定期的に行うことで、塗装の劣化を防ぎ、美しい状態を長持ちさせることができます。

水洗い洗車のデメリット3つ

①頑固な油汚れやピッチタールは落ちにくい
②すぐに乾かさないと水滴跡ができる
③こまめなメンテナンスが必要

デメリットは、水だけでは落とせない汚れです。
特に、虫の死骸などは普通の水洗いでは完璧には取り除けません。これらの汚れは、専用の洗剤を使わないと、車体に残ってしまうことが多いのです。
汚れの種類によって、スポット的に専用洗剤やシャンプー洗車を併用すると良いでしょう。

まとめ

まとめ

洗車の水洗いは、手軽・短時間・車にやさしいという大きなメリットを持った洗車方法です。
水洗いの初心者でも、基本的な手順さえ押さえればきれいな仕上がりを実現できます。
ポイントはこの3つ!

①たっぷりの水で汚れを浮かせる
②優しく洗う
③すぐに拭き取る

この流れを覚えて、ぜひあなたも水洗い洗車を習慣にしてみてください!
そして、水洗いに必要な道具(ホース、スポンジ、クロスなど)をしっかり揃えておくことも忘れずに。

正しい方法で水洗い洗車を続けていけば、愛車の輝きを長く保ち、ドライブのたびに気持ちよく過ごせるでしょう。
水洗い洗車を取り入れて、愛車をいつまでも美しく保ちましょう!