新車の状態を維持できるヘッドライトの黄ばみを予防する3つの方法0

「新車の綺麗な状態を保ちたい」
「ヘッドライトの黄ばみって対策できるの?」
「黄ばんだヘッドライトをメンテナンスしたい!」

愛車をお持ちの方はこんなお悩みを抱えていたりしませんか?
大切な愛車をずっときれいに保ちたい人にとって意外と悩みの種になるのがヘッドライトの黄ばみです。ヘッドライトは何も対策をしていないと、半年~1年で黄ばんでいきます。
その原因は主に紫外線です。
近年ヘッドライトの素材は、これまで主流だったガラスからポリカーボネートというプラスチック素材が多く採用されるようになりました。ガラスよりも割れにくいという利点はあるのですが、紫外線によって劣化するという難点があるのです。劣化してしまうと黄ばみや白ボケとなってしまうため、1番の対策としては紫外線を浴びさせないことが重要です。
今回はヘッドライトの黄ばみを防止できる3つの方法(プロテクションフィルム、コーティング、カバー)について紹介していきます。

ヘッドライトの黄ばみを予防する3つの方法

ヘッドライトの黄ばみを予防するおすすめの方法は、以下の3つの方法があります。

1.プロテクションフィルムで保護

高い密着性で紫外線を徹底的にカット!
ヘッドライトにプロテクションフィルムを施工する様子

ヘッドライトの黄ばみ予防で最も効果的でおすすめしたいのがフィルムで保護することです。
フィルムって何?とお思いの方も多いかもしれません。
ここで言うフィルムはプロテクションフィルムです。プロテクションフィルムは極力新車の状態をキープし、車が傷むのを未然に防ぐために開発された特殊な透明のフィルムとなります。
貼り付けていることがわからないほど透明ですが、コーティングとは比べものにならないほどの厚みと密着性で、長期間にわたり黄ばみを防止してくれます。
変色や剥がした際の糊残りを考えて3年ほどで貼り替えを推奨しています。
フィルムを剥がすと新車のような状態にもどすことができるのです。フィルムを貼ることで飛び石によるキズ防止、汚れ防止にもつながります。

また新車時のきれいな状態でプロテクションフィルムをしておくことをオススメします。
すでにヘッドライトが経年劣化している場合、研磨とコーティングでヘッドライトをリフレッシュし、プロテクションフィルムを貼ることもできます。

プロテクションフィルム スモーク ヘッドライト

さらにフィルムですと、ヘッドライトのスモークプロテクションフィルムでヘッドライトの保護と同時に、車の印象をガラッと変えて美観を高めて楽しむこともできます。

メリット

・高い密着性で黄ばみ予防の効果や持ちが最も高い
・一度貼ると長期間(約3年)綺麗な状態を維持することができる
・スモークプロテクションフィルムで美観を高めて楽しめる
・フィルムを貼ることでキズや汚れ、ひび割れの防止になる
・フィルムを剥がせば新車のような状態にもどすことができる
・手間で比べると1番手がかからない方法

【費用】
約30,000~35,000円

【こんな人にオススメ】
ヘッドライトの黄ばみを徹底的に予防したい方
・愛車をずっときれいな状態に保ちたい方
・1台の車を長く乗られる方

コーティングで保護

コンスタントにお手入れをして気軽に紫外線をカット!

コーティングによるヘッドライトの劣化防止

これまではヘッドライトの黄ばみ予防として、コーティングで保護するのは最も一般的な方法でしたが、その効果として半年~1年で剝がれやすいことがわかってきました。
もちろんコーティングで保護することで、ポリカーボネートの劣化を遅らせ黄ばみや白ボケを防ぐことができます。しかしコーティングのもちが長くはないため、半年~1年ごとに施工する必要がでてきます。コーティングが剥がれた状態のままにしておくと、紫外線を直に浴び続けることになるのでヘッドライトが劣化し黄ばんでいってしまいます。
ヘッドライト専用のコーティングは専門店での施工や、自分でコーティング剤を購入し施工する方法があります。

メリット・デメリット

【メリット】
・費用はフィルムと比べると安く抑えられる
・カバーほど手間はかからない

【デメリット】
・黄ばみ予防効果としては進行を遅らせる程度で長持ちしにくい
・小まめ(半年~1年)にコーティングする必要がある
・DIYの場合施工の仕方によってはムラになることがある

【費用】
7,000~15,000円程(DIYの場合は3,000円程~)

【こんな人におすすめ】
・ヘッドライトの黄ばみ予防として気軽に何か対策をしておきたい方
・愛車のお手入れを小まめにする方

カバーで保護

コスト重視で少しでも紫外線をカット!
何よりも価格を抑えたいという場合には、とにかく紫外線にあてないようにすることです。
屋内駐車や車体にカバーをかけるという方法もあります。屋内、屋根付きの駐車場があればよいですが、ない場合には車体カバーを検討しましょう。
現在はボンネットのみの保護カバーも多く販売されています。
【参考になるページ】Amazon車体カバー売れ筋ランキング
ただし毎日乗る場合にはカバーのかけ外しに手間がかかってしまうこともあります。
また、走行中の紫外線まではカットができないのが難点です。

メリット・デメリット

【メリット】
・費用を安く抑えて駐車中の紫外線は大幅にカットできる
・鳥の糞対策にもなる
・盗難リスクが軽減される

【デメリット】
・走行中の紫外線まではカットできない
・頻繁に使用する際にはかけ外しが面倒になる

【費用】
約2,000~20,000円

【こんな人におすすめ】
・ヘッドライトの黄ばみ予防を少しでもしておきたい方
・コストをかけたくない方

プロとDIYどちらがおすすめ?

フィルムを貼るにしても、コーティング施工するにしても、専門店に依頼した方がよいのか、自分でもできるものなのか、どちらにするかお悩みになることもあるかと思います。
その答えはやはりプロにお願いした方が仕上がりは格別に違いますので、きれいな仕上がりを求める方や金銭的に余裕がある方はプロに依頼することをおすすめします。
中にはご自身でお手入れするのが好きな方もいらっしゃるかと思います。そういう方はDIYに挑戦してみてもよいかもしれません。

プロに依頼する
メリット・デメリット

プロは何より施工実績がたくさんあるため、安心してお任せすることができます。
多くの経験から確かな仕上がりでしっかりと黄ばみ防止をしてくれます。完璧を求めるのであれば、プロに依頼することをおすすめします。

【メリット】
・効果抜群で納得のいくきれいな仕上がり
・丁寧な下地処理をしたうえで施工してくれる
・耐久性が良くアフターフォローもしっかりしてくれる
・愛車の状況をみて的確なアドバイスをしてくれる
・車の受け渡しさえすれば手間がかからない

【デメリット】
・DIYと比べると費用がかかる
・予約が取りづらいお店だと日数がかかってしまうこともある
・どこに依頼したら良いのかわからない

【こんな人におすすめ】
費用をかけても効果優先で愛車をきれいに保ち続けたい人

DIYをする
メリット・デメリット

DIYは数ある商品の中から自分に合うものを探して、気軽に施工することができ費用も抑えることができます。
手先が器用な方や、愛車のお手入れが好きな方はDIYも選択肢の1つになるかと思います。
新車の場合、もともとクリア塗装のハードコートが施されておりますが、2~3か月で黄ばんでしまうため、納車してすぐフィルムやコーティングで保護することをおすすめします。
コーティングの場合は目安として、1年に1回のペースで施工すると良いでしょう。

【メリット】
・自分の予算に合わせて商品を選ぶことができる
・自分の好きなタイミングで行える
・自分で施工することでさらに愛着がわく

【デメリット】
・プロと比べると持続性が劣ることがある
・正しい知識がない場合は効果を発揮することができない
・手間がかかる
・商品の選び方がわからない

【こんな人におすすめ】
・自分の愛車は自分でお手入れしたい人
・費用を抑えたい人

DIYフィルムについて

フィルムをDIYで行うのはかなりハードルが高いかと思いますが、車種ごとにカットされた商品も販売されているのでカット済のフィルムを使用すると扱いやすいかもしれません。
また剥がす際にはハードコート(クリアファイルくらいの厚さのもの)が剥がれてしまわないよう注意が必要です。ハードコートを剝がさないためには、温めながらフィルムを剥がしていきましょう。

DIYコーティングについて

コーティングをDIYで行う場合、下地処理をしっかりと行うことでコーティングの持ちも変わってきます。
新車の際は必要ありませんが、以前のコーティングが残っている場合にはきれいに剥がしたうえで、脱脂作業後にコーティングすることをおすすめします。

【コーディング前の下地処理おすすめ商品】

水垢除去剤(濃色車専用)
水垢除去剤(淡色車専用)
脱脂クリーナー

◆おすすめのヘッドライトコーティング剤①:LOOXヘッドライトクリア&プロテクト
~手軽にお手入れされたい方におすすめ~

KURE(呉工業)/LOOXヘッドライトクリア&プロテクト

KURE呉工業LOOXヘッドライトクリアプロテクト

容量 / 36ml(普通車約2台分のヘッドライトに使用可能)
持続期間 / 最長2年間

〈施工可能場所〉
ヘッドライト、テールランプ、バイザー
〈セット内容〉
ディープクリーナー36ml、超耐久クリアガラスコート4ml、塗布用クロス10枚、保護手袋2枚
〈特徴〉
研磨剤含まない、硬度6H、完全硬化に24時間、新車には使えない
〈購入先〉
Amazon 
楽天 

◆おすすめのヘッドライトコーティング剤②
~車好き、DIY好きの本格的にお手入れされたい方におすすめ~

ワコーズ(Wako’s)/ワコーズハードコート復元キット

ワコーズWakosワコーズハードコート復元キット
容量 / 5ml(6~7台施工可能※開封後半年で使い切り)
持続期間 / 半年~1年
〈セット内容〉
ベース処理剤、コート剤、研磨専用パッド、塗布専用スポンジ、施工手順書
〈特徴〉
業務用で品質は確かだが、価格はやや高め
〈購入先〉
・Amazon
・楽天

◆おすすめのヘッドライトコーティング剤③
完全硬化型ヘッドライトコーティング剤
~コーティング剤だけお探しの方におすすめ~

UNIVERSALBC/完全硬化型ヘッドライトコーティング剤

UNIVERSALBC-完全硬化型ヘッドライトコーティング剤

容量/20ml(ヘッドライト5台施工可能)
持続期間/3~5年

〈施工可能場所〉
ヘッドライト、テールランプ
〈セット内容〉
施工マニュアル同梱
〈特徴〉
ワコーズの半額以下の価格で長持ち、油彩
〈購入先〉
Amazon

まとめ

総合的にみて一番手間がかからず効果が高いのはプロに依頼してフィルムを貼ってもらうのがおすすめです。
しかし人によって求めるものや大切にしたいもの、いまの愛車を何年くらい乗る予定なのか等で判断基準は様々かと思います。
黄ばみは一度定着してしまうと、洗ったり拭いたりするだけでは落ちなくなってしまうので、黄ばんでしまう前にできる予防策を行って、愛車のヘッドライトをきれいに保ち続けてもらいたいです。今回の記事がヘッドライトの黄ばみ予防対策の参考になりましたら幸いです。