カーフィルムの剥がし方とコツを解説

カーフィルムは、車の外観がかっこよくなるだけでなく紫外線や赤外線のカット効果もあり、多くの人が活用しています。しかしながら、思っていたイメージと違っていたり夜間の運転に支障がでたりすることから、施工後に剥がしたいと感じる人も少なくありません。

フィルムを剥がす場合、施工店にお願いするのが一般的ですが、道具さえ揃えれば自分でも剥がすことができます。ただし、誤った方法でフィルムを剥がそうとすると、見た目が汚くなったりガラスが傷ついたりする恐れがあるため、注意が必要です。

今回は、カーフィルムを自分で剥がす方法と作業の注意点について、分かりやすく解説していきます。

カーフィルムは自分で剥がせる?

車の窓ガラスは、頻繁に開け閉めすることから、カーフィルムは簡単な摩擦では剥がれないようになっています。ただし、一度貼ったら剥がせないというわけではなく、道具さえ揃えれば誰でも剥がせるようになっています。

カーフィルムは接着面の糊(のり)でくっついているため、糊の接着強度を弱めて剥がす方法がおすすめです。次章では、カーフィルムを無理なく剥がす方法について解説していきます。

カーフィルムの剥がし方の基本手順

カーフィルムを剥がすためには、固着した糊を柔らかくする必要があります。その具体的な方法は以下の通りです。

カーフィルムを簡単に剥がす方法
・石けん水を使う
・スチーマーを使う
・ドライヤーを使う

ここでは、各方法の作業手順について詳しく解説していきます。

石けん水を使う

カーフィルムを剥がす1つ目の方法が、石けん水の活用です。フィルム剥がし専用商品もありますが、自宅で使用している中性洗剤でも代用できます。

石けん水でフィルムを剥がす手順
1.水が垂れるため、必要に応じて周りを養生する
2.窓ガラスを少し下げた状態で、フィルムを石鹸水で蒸らす
3.斜め上に引っ張って剥がしていく。
石けん水を染み込ませて糊を柔らかくしたうえでフィルムを剥がしていく方法で、フィルムを貼ってそこまで時間が経過していない場合に最適な方法です。
石けん水だけでは、下に垂れていってしまうため吹き掛けた後にキッチンペーパーを上から貼り付けてパックしたり、キッチンペーパーに染み込ませたりして、石けん水を糊まで浸透させます。途中で乾燥しないようにキッチンペーパーの上から新聞紙をかぶせ、石けん水を再度吹き掛けながら1時間ほど待ちましょう。
浸透させたあとは、上からゆっくり引っ張って剥がしていくのですが、下に向けて引っ張ると糊が残りやすいので、斜め上に向けてゆっくり引っ張りましょう。

スチーマーを使う

カーフィルムを剥がす2つ目の方法が、スチーマーの活用です。ここで言うスチーマーとは、ガンタイプでキッチンなどの頑固な汚れを浮かせる高温スチーム商品のことです。

スチーマーでフィルムを剥がす手順
1.作業中に水が垂れるため、タオルなどで養生する
2.窓ガラスを少し下げて、上側からスチーマーを当てて糊を柔らかくする
3.少しずつフィルムを剥がしていく

剥がすための温度に基準はないものの、貼ったばかりであるほど剥がしやすく、施工から数年が経っている場合はなかなか剥がれません。少しずつ温度を上げながら、剥がしやすくしていきましょう。

石けん水だけでは剥がれにくい場合におすすめの方法で、2つの方法を組み合わせるとより剥がしやすくなります。

ドライヤーを使う

カーフィルムを剥がす3つ目の方法が、ドライヤーの活用です。専門店でも行われている方法であり、お店ではより高温のヒートガンを使用します。

ドライヤーでフィルムを剥がす手順
1.熱で変形しないように、周りをテープで養生する
2.窓ガラスを少し下げて、上側からドライヤーを当てて糊を柔らかくする
3.少しずつフィルムを剥がしていく

作業手順は、スチーマーとほとんど変わりません。素早く糊を暖められるため、最も剥がしやすい一方でガラス周りのプラスチック部分が変形したりするリスクがあるため注意しましょう。また、冬場などは特に急激な熱の変化でガラスが割れてしまう恐れもあります。

フィルムを貼って数年が経過している場合、剥がそうと引っ張った際にパリパリとフィルムが割れてしまうことがあります。このような状態の場合は、専門店への依頼をおすすめします。

カーフィルムを剥がすポイントと注意点

カーフィルムは最低限の道具を揃えることで、自分でも剥がせるものの、作業の際には注意点もあります。間違った方法で剥がそうとすると修理しなければならなくなる可能性もあります。

ここでは、フィルム剥がしの注意点について解説していきますので、必ず理解したうえで作業するようにしましょう。

リアガラスは熱線に注意

フィルムの施工箇所の1つにリアガラスがありますが、熱線がある部分は注意が必要です。

熱線はガラス内部ではなく、内側にむき出しで張り付けてあるため、フィルムが固着している場合に剥がしたタイミングで一緒に取れてしまう可能性があります。

フィルムを剥がしてはいけないわけではないものの、熱線が一緒に取れてしまうと思っておくようにしましょう。専門店にお願いしたとしても、リスクをゼロにすることはできません。

熱線が剥がれた場合、範囲が狭ければ補修できるケースもありますが、基本的にそのまま使用し続けるかガラスごと交換になります。

ガラスに残った糊を取り除く方法

フィルムを剥がした際に、糊がガラスに残ることがあり、見栄えが悪く放置するとホコリなどが付着してしまいさらに汚く見えてしまいます。以下の方法できれいに掃除していきましょう。

ガラスに残った糊をキレイにする方法
1.市販の糊剥がし剤を吹きかけてふやけさせる
2.プラスチックのヘラで優しくそぎ落とす

糊剥がし剤に指定はなく、市販のものであれば何でも問題ありません。軽度なものであれば弱アルカリ性の家庭用洗剤でも効果がありますので試してみましょう。

糊が少ない場合は、ふやけた後に拭くだけできれいにできますが、固着してなかなか取れない場合はプラスチックのヘラを使用してそぎ落としていきます。アルミなどのヘラは窓ガラスが傷つく可能性が高いためおすすめしません。

よりキレイに仕上げたい場合は、ガラスクリーナーで仕上げ拭きすることで、全体に残っている油分や糊成分まで取り除けます。

不安ならば専門業者に剥がしてもらおう

ここまで自分でフィルムを剥がす方法について解説してきましたが、リスクを極力減らすためには専門店への依頼をおすすめします。お店であれば、ガラス周りの水切りなども外したうえで、作業してくれるため細部まできれいにできます。

作業料金は施工箇所やフィルムの状態にもよりますが、3,000~10,000円ほどで対応してもらえます。フィルムを張り替える場合は、値下げしてもらうことも可能です。

今回紹介した方法を試したものの、難しいと感じた場合は近くのお店に相談してみましょう。コーティング専門店はもちろん、カー用品店で対応しているお店もあります。

まとめ

カーフィルムは、糊を暖めることで剥がせるようになっています。お店で施工した場合、通常状態では見えない水切りの下までフィルムが施工してあるため、施工店に依頼して剥がすのが安心です。
誤った方法で剥がしてしまうとガラスに傷が付いてしまったり、見た目に大きく影響してしまいます。また施工して数年経過している場合は剥がしにくくなっていますので注意が必要です。

ただし、今回紹介した道具を揃えれば自分でも剥がすことが可能であり、元通りの状態にまで戻せます。剥がす際のリスクを理解したうえで作業してみてください。
カーフィルムを剥がす際の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

氏名:三宅佑典(みやけゆうすけ)

役職:通販販売担当
様々な商品をいち早くお客様のもとにお届け出来るように努めております。また、梱包時にも最新の注意を払いお客様のもとへ商品をお届けできるように努めて参ります。
私も車が大好きなので、今後はこんな商品があったらいいな!と自分で思うような商品をどんどん開発していきたいと思いますので宜しくお願いします。