愛車を長く美しく保ちたい。そんな願いは誰しもが抱くことではないでしょうか?

実際に車のコーティングを施工するにあたり、どのコーティングを選べばよいのかわからない。そもそも車のコーティングって必要??

などと悩んでおりませんか?結論から申し上げますと、愛車を綺麗に保ちたいとお考えの方にはカーコーティングはおすすめです。何故なら、カーコーティングを施工することで光沢(艶)が向上したり、お手入れが楽になったりします。

下記の画像は傷んだ中古車にカーコーティングをしたことで新車のような輝きを取り戻した実際の画像となります。

再塗装したての車のように光沢が取り戻せたのが画像から見てもお分かりいただけると思います。

ガラスコーティング before after

※上記画像は新車登録から10年以上経過した車に磨きを行いカーコーティングを施工した車両となります。

ガラスコーティング before after

カーコーティングは上記画像のように光沢が向上する優れた製品ですが、自分の愛車に適さないコーティングをしてしまうと、シミ汚れが付着しやすくなったり、思ったような効果が得られず後悔してしまうことにも繋がりかねません。

当記事では、カーコーティングを施工して失敗しないためのポイントやコーティングの種類、選ぶ時のポイント、施工後のお手入れなどをコーティングプロショップを運営する代表が様々な観点から詳しく解説して参ります。

この記事を読んで皆様の豊かなカーライフが実現できることを願っております。

車のコーティングって本当に必要?

車のコーティングの必要性は結論から申し上げますとひとそれぞれです。
下記の画像のように車のコーティングは必要でないケースとおすすめのケースに分かれます。まずは、画像をご覧ください。

上記のように洗車はめったにしない。または、見栄えを気にしない方にはコーティングは不向きと言っても過言ではありません。
何故ならば、コーティング被膜は紫外線や酸性雨などの汚れで劣化してしまうので、ほとんどお手入れしない方はコーティングの効果がすぐになくなってしまうケースもあります。
もっと詳しく必要性について知りたい方は下記のページをご覧ください。

参考になる記事:車コーティングの必要性は人それぞれすぐわかる!あなたはどっち?

車のコーティングとワックスは実は全く別物

車のコーティングと聞くと多くの方がワックスを思い浮かべるのではないでしょうか?
実はワックスとカーコーティングは全く別の代物となります。

この章では、ワックスとカーコーティングの違いについて詳しく確認していきましょう。

カーコーティングとワックスの違い

カーワックスとは

カーワックスとは

カーワックスとは植物から採取されるカルナバ蠟を塗装面に塗り込む作業です。カルナバ蠟は植物の油になるため、熱で剝がれやすく、紫外線によるダメージが受けやすくなります。

カーワックスの寿命は平均で1~2週間となり、こまめにワックスをしなければ寿命が持たないためお手入れに時間と労力がかかるケースがあります。しかし、油の膜を塗装面に形成させることで、一時的な光沢が得られるのが特徴です。

カーコーティングとは

カーコーティングとは

カーコーティングは、塗装と結合して強固なコーティング膜を形成させる作業です。塗装面にコーティング被膜が浸透していくため、塗装を強化させたり、ガラス被膜を形成させることで、傷や酸化から塗装面を守りやすくすることができます。

寿命は施工するコーティング剤にもよりますが、平均して3~5年程度持続し長期間にわたり愛車を美しく保ちやすくなります。

カーコーティングとワックスの違いとは

カーコーティングとワックスの違いを詳しく見るなら下記ページをご覧ください。

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ガラスコーティングとワックスの違いをプロが徹底解説

車のコーティングの必要性と6つのメリット

ガラスコーティングの5つのメリット

車のコーティングって必要?と疑問に感じている方にコーティングプロショップを運営する著者からお伝え出来ることは、愛車を綺麗に保ちたいとお考えの方にはおすすめです。
何故ならば、車にコーティングを施工することで光沢が向上したり、洗車が楽になったり、細かい傷がつきにくくなったり、売却時の査定額が向上するケースがあるなど様々なメリットが得られます。

この章では、実際にどのようなメリットがあるのか詳しく確認していきましょう。

メリット①光沢が向上する

カーコーティングの光沢※上記画像は、新車時の車にコーティングを施工した画像となります。

メリットの1つ目は光沢が向上する点です。

新車時の塗装面を磨きなどの下地処理を施してからコーティングを塗布することで美しい輝きが得られます。適切なお手入れを行うことで、数年間輝きが持続できることも可能になることもカーコーティングがおすすめな理由と言えるでしょう。


メリット②洗車時の汚れ落ちがよくなりお手入れが楽になる

コーティング被膜の役割

メリットの2つ目は洗車時の汚れ落ちがよくなり洗車が楽になる点です。
上記イラストのようにコーティング部分が汚れの固着を軽減させるため水洗いや水圧である程度汚れが流れ落ちてくれます。
そのため、ゴシゴシ車を洗う必要がなくなり洗車時のお手入れが楽になるというメリットが得られるのです。

下記の動画はホイールコーティング後、汚れた状態で1カ月間放置し、水圧でどれくらい汚れが取れるのかを検証した動画となりますのでご覧ください。

ホイールにコーティングした後は水圧で汚れが落ちやすい?検証動画

※水圧で汚れが完璧に落とせる訳ではありません。

メリット③小傷から車を守る

車のキズ

車の塗装面は上記の画像のように細かい傷が徐々に増えてきますよね?
車に硬い被膜を形成するコーティングをしておくことで、細かい傷が付着しづらくなります。一部のカーコーティング(ガラスコーティング)では塗装面にガラス被膜の硬いコーティング膜を形成させることができるため、硬度が増し洗車などの摩擦でキズが付着しにくくなります。

では、どれくらい傷がつきづらくなるのでしょうか?実際に硬いコーティングを施工した車両で試してみましょう!

塗装面にライターで傷をつける実証動画

※動画の車両はカーメイクアートプロでセラミックプロ9Hのガラスコーティングを施工した車両です。

如何でしたか?傷を完全に防ぐことは出来ませんが、細かい傷がつきにくくなるため、カーコーティングはおすすめです。次は、コーティング施工後に付着した小傷が自己修復する機能が得られるコーティングを見ていきましょう!

下記の動画は、ファインラボヒールプラスという自己修復機能が得られるカーコーティングを施した車両となります。コーティング施工後に付着する微細な小傷が熱で自己修復する機能が得られるため細かい傷の付着を軽減し、愛車を長期間美しく保ちます。

塗装面に付着した傷が消えるコーティングの効果を動画でご覧ください

※上記動画は塗装面に付着した微細な小傷が60%ほど修復すると言われるファインラボコーティングを施工した車両です。
※完全に傷を防ぐものではありません。

 

メリット④車に雨染みがつきにくくなる

雨染み

4つ目のメリットは車に雨染みが付きづらくなる点です。車の塗装面にコーティングがされていないと汚れが塗装面に侵食しやすくなりますコーティングしておくことで汚れを弾くため雨染みが付着しづらくなり、万が一、雨染みが付着しても水洗いで簡単に落としやすくなります。

メリット⑤塗装面の色あせを発生しづらくさせる

塗装面を色あせから守る

5つ目のメリットは塗装面の色あせを発生しづらくさせることが出来ます。塗装面は紫外線や酸性雨で退色しやすくなります。コーティング未施工車は、数年経過すると塗装面の退色がすすみ色褪せの原因となりますが、カーコーティングにはUVカット機能が得られる商品や耐薬品性能が高い商品を施工することで、塗装面の退色を発生させづらくすることが可能となります。

メリット⑥車を売るときの査定額が向上するケースがある

退車を売るとき査定が上がる

最後のメリットはコーティングを施工しておくことで愛車を手放す際に査定額が向上しやすくなる点です。車を綺麗な状態で売却することで、中古車販売店やカーディーラーは高値で引き取ってくれるケースが多く、車にコーティングをしておくことで綺麗な状態で売却しやすくなり高額で引き取ってくれます。

如何でしたでしょうか?車のコーティングの必要性と6つのメリットについて確認してきました。愛車を綺麗に保ちたいとお考えの方はカーコーティングはおすすめです。

ガラスコーティングの6つのメリットと2つのデメリットとは?

ガラスコーティングのメリット、デメリットを詳しく見るなら下記ページをご覧下さい。

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ガラスコーティングの6つのメリットと2つのデメリット

車のコーティングの種類は大きく分けて3つある

車のコーティングには大きく分けて3種類あります。
この3つのコーティングの種類によって効果効能が全く異なるので、どのコーティングが自分に適切なのかを確認してみましょう。

■3種類のカーコーティングの性能一覧

耐紫外線性 光沢 寿命 費用相場 特徴
ポリマーコーティング 1年程度 2~4万 リーズナブルな価格で気軽にコーティングしたい方向けの商品です。熱に弱いため持続性は約1年程度となり寿命が短いのがポリマーの特徴です。
ガラスコーティング 3年程度 7~15万 ガラスコーティングは硬度が高いため塗装面を傷から守りやすくします。また、厚い被膜を形成させるコーティング被膜は光沢にも優れます。車を強固に守りたい方向けです。
セラミックコーティング 5年程度 12~20万 セラミックコーティングは耐薬品性に優れるため、酸性雨や除雪剤などの薬品、海風などのアルカリ物質で塗装面が劣化しづらくなります。他のコーティングと比べ退色を軽減させ長期間愛車の輝きを保ちやすくさせることが可能となります。

※上記、価格は著者の経験に基づくものであり実際のものと異なることがあります。

 

ポリマーコーティング

ポリマーコーティング

ポリマーコーティングは有機溶剤を塗装内部に浸透させていく作業のことです。特徴は、カーコーティングの中で手軽に施工しやすいカーコーティングです。価格も他のコーティングに比べ安価となりリーズナブルに施工できる商品となります。しかし、有機溶剤のコーティングは紫外線や熱による劣化を受けやすいため寿命が短くなってしまいます。

ガラスコーティング

ガラスコーティング

ガラスコーティングは塗装面に無機溶剤のガラス被膜を形成させる作業です。特徴は被膜が硬いため細かい傷が付着しづらくなったり、多重層でコーティングを施工することで光沢が向上するなどの効果が得られます。先ほどご紹介したポリマーコーティングよりも性能が高く持続性に優れます。しかし、デメリットとして施工費用が高額になるケースが多いのが現状です。

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ガラスコーティングの効果,寿命,費用や業者,洗車をプロが解説

セラミックコーティング

セラミックコーティング

セラミックコーティングは耐薬品性に優れたコーティング被膜を塗装面に形成させる作業です。従来のカーコーティングと異なり耐薬品性が高いため、酸性雨や海風、除雪剤、花粉、黄砂などのアルカリ物質から塗装面を保護するコーティングとなります。

ガラスコーティング同様に、被膜が硬く厚いため傷が入りづらく光沢にも優れます。耐薬品性が高いため、コーティング被膜の寿命は約5~7年となるため、塗装面を長く綺麗に保ちやすくなる商品です。

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セラミックコーティングの費用,効果,を徹底解説,3つの注意点

ガラスコーティングとセラミックコーティングの違いとは?

ガラスコーティングとセラミックコーティング、ポリマーコーティングなどの違いを分かりやすくまとめましたので参考にしてください。

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ガラスコーティングとポリマーコーティングの違いとは

ここまでが、各種カーコーティングの特徴でした。次はカーコーティングが施工できるショップと費用相場について見ていきましょう。

車のコーティングが施工できるショップと施工価格

コーティングが施工できる場所と費用

車のコーティングは施工する場所によって価格が異なります。
自分にあったショップを選ぶためにも詳しく確認していきましょう。

車のコーティングが施工できるショップと費用相場

施工ショップ 費用相場 寿命 こんな方におすすめ
コーティング専門店 15~30万 約3~5年 ・本格的なコーティングで塗装面を長期間美しく保ちたい方
・コーティング施工後のメンテナンスなどのアフターフォローを受けたい方
・熟練した技術者とコーティングに適切な施工空間で美しい仕上がりを求めている方
カーディーラー 5~15万 約3年 ・新車納車時にディーラーですぐにコーティングしたい方向け
カー用品店 4~6万 約1~2年 あまり費用をかけず、気軽にコーティングしたい方向け
ガソリンスタンド 2~3万 約1年 自分でワックスをするのが手間だけど費用をかけたくない方向け

※上記費用相場や寿命は著者の経験に基づくものです。
上記のように、車のコーティングを施工するショップによって寿命や費用相場が異なります。

愛車を長期間美しく保ちたい!という方はコーティング専門店での施工をおすすめします。コーティング専門店は設備環境や技術力に優れているショップが多く、施工後のアフターフォローも充実していることが多いので、長期間愛車を美しく保ちやすくなるのでおすすめです。

カーコーティングの優良専門店9選をプロが解説

カーコーティングは施工する専門店で品質や寿命、効果効能が異なります。コーティング店選びで失敗しないためにも下記の記事を参考にしてください。

優良カーコーティング専門店9選,をプロが徹底解説【全国版】

適切なコーティングを施工するポイント

車のコーティングの選び方

適切なコーティングを選ぶポイントは、駐車環境やボディカラーに応じて選ぶ水弾きで選ぶことです。
2つのポイントを詳しく確認していきましょう。

ポイント①車のボディカラーや駐車環境によってコーティングを選ぶ

車のボディカラーや駐車環境によってコーティングを選ぶ
1つ目のポイントは愛車のボディカラーや駐車環境に併せてコーティングを選ぶことです。
何故ならば、下記のイラストのように駐車環境の違いでコーティング被膜の劣化の有無や傷みやすさなどが変わってきます。
車の色でコーティングを選ぶ
上記イラストのように、駐車環境によって炎天下で駐車した際の塗装面の温度が異なるため、コーティング被膜に加わるダメージが変わってきます。

その為、青空駐車の車のようにダメージを受けやすい車には耐薬品性に優れるセラミックコーティングやガラスコーティングがおすすめと言えます。

コーティングを施工するなら下記の図を参考にコーティングを選ぶことをおすすめします。

種類別のコーティング選びのポイント 耐熱性 耐薬品性 こんな方におすすめ
ポリマーコーティング × × ・淡色のお車で屋根付き駐車の方
ガラスコーティング ・淡色のお車で青空駐車の方
セラミックコーティング ・濃色のお車で青空駐車の方

ステップ② 車のコーティングの3つの性能(水弾き)で選ぶ

性能別にコーティングを選ぶポイント

次の選ぶポイントは3つの性能(水弾き)で選ぶことです。
上記画像のように、3つの性能ごとに塗装面に付着した水滴の弾き方が異なります。この3つの水弾き(接触角度)によって効果効能が異なりますので詳しく見ていきましょう。

図:車のコーティングの3つの性能によるメリット、デメリット

コーティング種類による効果 メリット デメリット
撥水タイプ ・水を弾くため洗車時の汚れ落ちが良い
・水を弾くため雨天走行や洗車時にコーティングがかかっている実感が湧きやすい
・水滴がレンズ効果の役割を果たしシミ(イオンデポジットやウォータースポット)が付着しやすい
疎水タイプ(滑水) ・撥水と親水の良い点を兼ね備えたコーティング ・親水コーティングに比べるとシミが付着しやすい
親水タイプ ・水滴がレンズ効果の役割を果たしづらくシミがつきづらい
・セルフクリーニング効果に優れまとまった雨が降ることで汚れが落ちやすい
・水滴が馴染みやすいため汚れも馴染む性質があるため洗車時の汚れ落ちは撥水に比べると悪い

コーティング性能別に適切なコーティングを選ぶポイント

親水ガラスコーティングがおすすめの方

上記のように、カーコーティングの水弾きは駐車環境や洗車の頻度、ボディカラーに応じて性能を選ぶのがおすすめです。

各種コーティングのメリット、デメリットを理解せずコーティングをしてしまうと、コーティング被膜にシミが付着して取れなくなってしまうケースがありコーティングの寿命が低下してしまうこともあります。

長期間愛車を美しくたもつためにも適切なコーティングを選ぶポイントを参考にコーティングを選ぶことをおすすめします。

車のコーティングの選び方をプロが徹底解説

車のコーティング選びを間違えてしまうと思ったような効果が得られなかったり、寿命が低下してしまう可能性もあるため下記の記事を参考にコーティングを選ぶようにしましょう。

車のコーティングを行う最適なコーティングは新車時

車のコーティングを行うベストなタイミング

車のコーティングを行う適切なタイミングは新車時です。新車で納車されてしばらく経ってからコーティングを施工すると、塗装表面に細かい傷が付着していたり汚れが固着してしまうため、それらを取り除くのに下地処理(磨き、クレンジング作業)が必要となります。

下地処理の費用も高額になってしまうため新車の綺麗なうちにコーティングを行うようにしましょう。

新車時と納車から1年後経過した際のコーティング費用の違い

車種・サイズ 新車時のコーティング 1年経過した車のコーティング
アクア、フィット、ノートなどの中型車 10万~ 14万~
アルファード、セレナなどの大型サイズ 20万 26万~

※上記の価格は著者の経験に基づくものです。

上記、新車と経年車で価格の違いは約4~6万程となるので無駄な費用を発生させないためにも新車時に行うのがおすすめと言えます。

車のコーティングを長持ちさせる方法

車のコーティングを長持ちさせる方法

車のコーティングを長ちさせるためには、コーティング施工後の洗車とメンテナンスなどのお手入れが重要です。
コーティング施工後の洗車とメンテナンスについて詳しく見ていきましょう。

ポイント① 車が汚れたら洗車すること

車が汚れたに洗車すること

1つ目のポイントは愛車が汚れたらマメに洗車することです。車が汚れたまま長期間放置するとコーティング被膜が酸性雨や花粉、黄砂などの物質で酸化してしまい、寿命が短くなったりコーティングの効果が低下してしまう恐れがあります。コーティングを長く持たせるためにも愛車が汚れたらマメに洗車するようにしましょう。

また、下記の適切な洗車頻度でお手入れすることでコーティング被膜が酸化しづらくなりますので参考にしてください。

最適な洗車頻度

カーコーティング施工後の適切な洗車頻度とは

愛車のカーコーティングを長く美しく保つポイントとして適度な洗車が重要となります。下記の記事を参考に愛車のお手入れをしてあげましょう。

参考になる記事
ガラスコーティング施工後の適切な洗車頻度とは?

ポイント② コーティングメンテナンスをしてあげる

コーティングメンテナンスを年1回は行う

カーコーティング施工後は1年に1度はコーティングメンテナンスをすることを推奨します。どんなに良いカーコーティングを施工しても、時間が経過するごとに取れない汚れが固着したり、シミ汚れが付着します。

また、汚れの蓄積に伴い水弾きが徐々に低下してしまいます。汚れが蓄積したまま放置しているとコーティング被膜にダメージが加わり寿命が低下する恐れがあるので、コーティングメンテナンスを行い常に良好な状態に保つようにしましょう。

ガラスコーティングメンテナンスのやり方,5つの注意点をプロが解説

どんなによいコーティングを施工してもメンテナンスの有無でコーティングの寿命は大きく異なります。下記の記事を参考にメンテナンスを行うようにしましょう。

参考になる記事
ガラスコーティングメンテナンスのやり方,注意点5つをプロが解説

車のコーティングに避けたい5つの事

車にコーティングを施工する前にやっていはいけない5つのことをお伝えしていきます。

愛車の輝きやコーティングの性能を長く持続させるためにも5つのことをしっかりと理解してから施工するようにしましょう。

①洗車機でお手入れしてしまう

洗車機は避ける

1つ目の避けたいことは洗車機でお手入れしてしまうことです。

洗車機に入れたからといってコーティングが剥がれる訳ではありませんが、洗車機のブラシが高速回転で塗装面に擦りつけるため、塗装表面に細かい傷(スクラッチ傷)が付着します。

このスクラッチ傷が塗装面についてしまうと光沢が低下したり、ボディが細かい傷だらけになってしまい、せっかく綺麗な愛車が傷んでしまいます。

一度、スクラッチ傷がついてしまうと研磨作業などで磨かなければ取れないため、コーティングをやり直す必要があります。余計な費用が掛かってしまう恐れがあるので洗車機でのお手入れはおすすめできません。

②井戸水洗車でお手入れしてしまうこと

井戸水洗車は避ける

2つ目の避けたいことは井戸水洗車でお手入れしてしまうことです。

井戸水にはカルシウムや鉄分などの不純物が豊富なため、塗装面に白い斑点状の水シミを付着させます。

この白い斑点状のシミは塗装内部に浸透してしまうため研磨作業などの磨きを行わなければ取れないほど塗装面を浸食させるため、井戸水洗車はおすすめできません。
井戸水ではなく、水道水でお手入れすることを推奨します。

③洗車時の水をふき取らずに乾かしてしまうこと

水のかけっぱなしを避ける

水をかけっぱなしにすることを避けましょう。コーティング後は水圧で汚れが簡単に落ちるから楽と言って水をかけたまま放置する方がいます。

この行為は危険です。何故ならば、水道水にはカルキやミネラル分などが豊富なため水が乾いた跡(イオンデポジット)が付着してしまいます。これを何度も繰り返すとシミが塗装面に浸食してしまい、コーティングを剥がさなければ復元できなくなってしまうので注意しましょう。

④ワックス掛けをしてしまうこと

4つ目の避けたいことは、カーコーティング施工後にワックスを施工してしまうことです。

カルナバ蠟などを原料としたワックスは油の膜を塗装面に形成させます。ワックスの油膜は有機系汚れ(排気ガスや油汚れ)が付着しやすくなるため車が汚れやすくなります。

また、ワックスが紫外線で劣化してしまい光沢が低下してしまう可能性があるのでおすすめできません。

⑤車が汚れたまま長期間放置してしまうこと

最後の避けたい項目は、車が汚れたまま長期間放置してしまうことです。

汚れた状態で長期間放置してしまうとコーティング被膜に汚れが媚びりついたり寿命が短くなります。水滴が乾いた跡(イオンデポジット)などが発生してしまい効果効能が低下するため、愛車が汚れたらこまめに洗車してあげることをおすすめします。

ここまでが、カーコーティング施工後に避けたい5つのことでした。

車のコーティングでよくある質問

車のコーティングでよくある質問

ディーラーコーティングってどうですか?

ディーラーコーティングは新車納車時にコーティングを施工してくれているので、ショップに持っていく手間が省けます。

しかし、コーティングの種類が比較的少ないため、適切なコーティングを選ぶのが難しい傾向があります。

自分に適切なコーティングを施工しないと、寿命が低下したり思ったような効果が得られない可能性があるため、適切なコーティングを選ぶためにも取扱い商品が豊富な専門ショップに依頼することをおすすめします。

参考になる記事:ディーラーコーティングと専門店コーティングの大きな違いとは?

市販のスプレーコーティングって使ってもいいの?

市販されているスプレーコーティングは使用してもOKです。

固形ワックスや半ねりタイプのワックスはカルナバ蠟が含まれているため有機系汚れが付着しやすくなりますが、スプレータイプのコーティング剤はシリコーンやレジンを主成分としたコーティングのため油汚れが付着しづらくなり塗装を痛めづらいため安心してご使用いただけます。

車のコーティングって3年とか5年もつの?

残念ながらコーティングが3年耐久や5年耐久のコーティングを施工してもその間コーティングが持続するとは限りません。

車が汚れた状態で長期間放置したり、コーティング施工後に定期的に洗車をしなければコーティング被膜が傷んでしまい、効果効能が低下したりコーティングの効果が無くなってしまうこともあります。汚れたら定期的に洗車を行い、年1回はコーティングメンテナンスを行いコーティング被膜を常に良好な状態に保たせるようにしましょう。

車のコーティング施工後は洗車しなくてもいいの?

車のコーティング施工後は洗車しなければ、汚れが固着してしまいます。

汚れが固着してしまうと洗車では取れなくなってしまったり、光沢が低下してしまう恐れがあります。
また、コーティングの寿命も低下する可能性があるため、愛車を長期間美しい状態に保つためにもコーティング施工後はしっかりと洗車するようにしましょう!
ここで注意しなければならないのが、洗車方法によってコーティング被膜を傷めてしまう可能性もあるので下記の記事を参考にお手入れしてあげましょう。

参考になる記事:コーティング車の適切な洗車方法をプロが解説

最高級のガラスコーティングはIICにお任せ下さい。

トータルカービューティIIC

最高級のガラスコーティングを依頼したい!とお考えの方はトータルカービューティIICへお任せ下さい。
創業22年のカービューティーアイアイシーでは、コーティングの性能を高めるための設備や豊富な商品で人生と愛車を輝かせます。IICについて詳しく見ていきましょう。

優れた設備で効果を引き上げる

IICでは様々な設備でコーティングの効果を最大限引き上げます。

ーティングの硬度と光沢,寿命を引き上げる遠赤外線ブース

ガラスコーティングの性能を高める遠赤外線ブース

ガラスコーティングの性能を最大限まで高めるためには遠赤外線ブースが必要不可欠となります。
ガラスコーティングは自然乾燥をさせると完全硬化までに1カ月程度要します。その間に雨や汚れが付着してしまうと硬化不良を起こす可能性があり、コーティング本来の性能が発揮できなくなることもあります。IICでは、コーティング本来の性能を極限まで引き出すために遠赤外線ブースにで乾燥作業を行います。

コーティング被膜の密着性を向上させるための純水設備

コーティングの性能を高める純水機

コーティング前の下地処理や洗車時に使用する水は全て純水で作業を施します。その為、カルキや塩素などの不純物を含まないためコーティングの密着性を極限まで向上させることに成功しました。水道水で下地処理をしてしまうと塗装面に目には見えないミネラル膜が張ってしまいコーティング被膜の密着性を低下させてしまいます。IICでは目に見えない部分までこだわりを持って作業を施します。

埃や排気ガス,花粉などを遮断するクリーンブース

専門店のクリーンブース

コーティング作業時において重要なことは、排気ガスや花粉、埃、黄砂などの物質が塗装面に付着した状態でコーティングを施工してしまうと密着性が低下する恐れがあります。IICでは、コーティング専用のクリーンブースを設けているため、埃や花粉、黄砂などが塗装面に付着しづらくなりコーティングの密着性を高める工夫をしております。

豊富な商品でトータルサポート

トータルカービューティIICでは、コーティングの種類を豊富にご用意しております。
お客様一人ひとり洗車の頻度や駐車環境、使用用途、求める効果は異なります。IICでは、様々なお悩みにお答えできるよう沢山の商品をご用意しております。お客様のお悩みや求める効果をお聞かせいただいてから最適なコーティングをご提案して参りますので、是非お問い合わせください。

ガラスコーティング専門店のトータルカービューティーIIC公式サイトはこちらからどうぞ

カービュティーアイアイシーのコーティング

まとめ

車にコーティングを施工することで、輝きが向上したり、汚れが水洗いで落ちやすくなったり、細かい傷がつきづらくなるなど様々な効果を得ることができます。
そのため愛車を綺麗に保ちたい!とお考えの方にはカーコーティングはとてもおすすめの商品です。

しかし、カーコーティングなら何でもいい!という訳ではありません。駐車環境や洗車の頻度によって適切なコーティングの種類や水弾きは異なります。
ご自身の愛車に適切なコーティングを施工することで愛車の状態を綺麗に持続しやすくなります。

カーコーティングの選ぶポイントは主に2項目です。①種類で選ぶポイント②水弾き別に選ぶです。下記の図を参考にして適切なコーティングを選ぶようにしましょう。

カーコーティングを選ぶ際のポイント

種類別のコーティング選びのポイント 耐熱性 耐薬品性 こんな方におすすめ
ポリマーコーティング × × ・淡色のお車で屋根付き駐車の方
ガラスコーティング ・淡色のお車で青空駐車の方
セラミックコーティング ・濃色のお車で青空駐車の方

コーティングの水弾き別による効果

コーティングの水弾き別による効果 メリット デメリット
撥水タイプ ・水を弾くため洗車時の汚れ落ちが良い
・水を弾くため雨天走行や洗車時にコーティングがかかっている実感が湧きやすい
・水滴がレンズ効果の役割を果たしシミ(イオンデポジットやウォータースポット)が付着しやすい
疎水タイプ(滑水) ・撥水と親水の良い点を兼ね備えたコーティング ・親水コーティングに比べるとシミが付着しやすい
親水タイプ ・水滴がレンズ効果の役割を果たしづらくシミがつきづらい
・セルフクリーニング効果に優れまとまった雨が降ることで汚れが落ちやすい
・水滴が馴染みやすいため汚れも馴染む性質があるため洗車時の汚れ落ちは撥水に比べると悪い

実際にコーティングを施工した後にはマメな洗車とコーティングメンテナンスを行うようにしましょう。
適度な洗車とコーティングメンテナンスを行うことで新車のような輝きが持続しやすくなります。

お手入れをさぼらずにしっかりと行ってあげましょう。今回は当記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を読んで豊かなカーライフをお過ごしいただけることを願っております。