洗車をしないとどうなる?

監修者

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

カーディテーリング業界歴22年。中学時代よりカーコーティング・カーフィルム施工に従事し、これまでにディーラー下請けとしてポルシェ、ランドローバー、トヨタなどの施工実績を持つ。
現在は、カーコーティング・セラミックコーティング・プロテクションフィルム(PPF)・カーフィルムの専門店を運営。

2キーパーコーティング技術検定1級/有機溶剤作業主任者 ほか資格保有。

車を持っている方なら、一度は「洗車、また今度でいいか……」と後回しにしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、洗車を怠ると車の見た目が悪くなるだけではなく、車の寿命や安全性にも悪影響を及ぼします。
この記事では、洗車をしないことで起こりうるリスクや、洗車が必要な理由について詳しく解説していきます。

洗車をしないと車はどうなるのか

車を怠ると車にどのような影響があるのでしょうか?たとえば、特に車に影響の出やすいのは、こちらの3つのポイントです。

塗装へのダメージ(色あせや傷)
サビが出てくる
窓の汚れ(視界不良)

その他にも、車の性能低下に繋がることや車の売却での価値が下がるといったリスクもあります。

塗装の劣化と色あせ

セラミックコーティング 後悔 剥離

車のボディは常に紫外線、酸性雨、ホコリ、排気ガスなどにさらされています。
洗車をせずに放置すると、汚れや有害物質がボディ表面に付着し、塗装が劣化してしまいます。最初はツヤが失われ、次第に色あせやくすみが出てきます。

新車のころの鮮やかな輝きは、洗車を怠ることによってあっという間に失われてしまうのです。
特に濃い色の車(黒や赤など)は劣化が目立ちやすく、数ヶ月洗わないだけで色ムラやくすみが出てしまいます。
さらに、色あせは車の査定額にも影響を及ぼす可能性があります。

ボディのサビと腐食

ボディの塗装が傷むだけではありません。
塗装面が劣化すると、その下にある金属部分がむき出しになり、雨や湿気の影響を受けてサビや腐食が進んでしまいます。

特に冬場は融雪剤(塩カル)がまかれ、これがサビの進行を早めます。
塩分を含んだ水分が付着したまま放置すると、車体下部やホイール周辺から急速にサビが広がります。
サビを放置すると、ボディだけでなく、ドアのヒンジ部、下回り、マフラー周辺に広がって最悪の場合、穴が空くなど、車検に通らなくなることも。
これらの腐食や錆は、最初は見えない小さな点から始まるので初期段階では気づきにくいため、こまめにチェックすることが大切です。

ウインドウの汚れと視界不良

油膜汚れ

洗車をしないと、ウィンドウガラスにも汚れが蓄積されます。
油膜や水アカがつくことで、雨の日や夜間の視界が悪化し、運転に支障をきたす恐れが出てきます。
視界不良は事故リスクを高めてしまうため、重大な問題です。特にフロントガラスやサイドミラーの汚れは、見た目以上に重要です。
運転に直接的な影響を与えるため、定期的な洗車でクリアな視界を確保することが大切になります。
また、フロントウィンドウに付着した汚れや虫の残骸は、ワイパーの動作を妨げることがあります。ワイパーが正常に機能しないと、雨やスプレーによる視界不良がさらにひどくなる場合もあります。

関連記事:車のフロントガラスのウロコ除去方法、予防方法やおすすめ商品もご紹介

洗車をしない理由とは

ポルシェ911カブリオレ/ホワイト 洗車

洗車をしない理由は様々です。主に時間や手間がかかるから、洗車しない方が多い傾向です。
ここでは、洗車をしないのにはどのような理由が多いのかを、紹介していきたいと思います。
ただ、洗車をすることは車を長く乗るために必要なことというのを理解してほしいので、それぞれの理由に対する解決策もあわせて紹介します。

時間がない

 多くの人が「忙しくて洗車する時間がない」と感じています。  平日は仕事、休日も予定が詰まっていて、なかなか洗車に時間を割けないというのが多いでしょう。
そのため、洗車をしようと考えても、つい後回しになってしまうことがあります。
対策としては、短時間で済むセルフ洗車をしたり、ガソリンスタンドの洗車機を活用したりするのがおすすめです。
月1回程度でも習慣化すれば、大きな劣化を防ぐことが出来ます。

お金がかかる

 ガソリンスタンドや手洗い専門店で洗車を依頼すると、1回数千円かかることもあります。
「たかが汚れのためにお金を払いたくない」や「毎回お金を払ってまで洗車するのは負担」 と思って、つい先延ばしにしてしまうケースも多いでしょう。

お金をなるべく抑えてするには、家庭用ホースとスポンジで自宅洗車をするのが一番です。  一式そろえても数千円程度で済み、複数回使用することが出来ます。
車の見た目や状態が悪くなると、将来的に車の売却査定に影響を与えることもあります。なので、売却を考えているなら洗車を定期的に行うことをおすすめします。

面倒くさい

水を用意し、スポンジで洗い、拭き取りまでするのは正直なところ、手間のかかる作業です。特に真夏や真冬など、天候によってはさらに億劫になりがちです。
対策としては、手軽なウォータータイプの洗車シートを使う方法もあります。
また、家族や友人と一緒に洗車をイベント化すると、楽しみながら続けられます。他にも、1回分はお金を出して、自分で洗車をしないのも方法ではあります。

車に興味がない

車を単なる移動手段と考えている人にとって、洗車は「必要最低限」でいい、「動けばいい」と考える人は、外観のきれいさにこだわらないと思います。
とはいえ、洗車は安全性の維持にもつながる重要なメンテナンスです。  なので、自分のためだけでなく、周囲の安全のためにも、最低限のケアは心がけたいところです。
難しいですが、車に少しでも興味を持ってもらうしかないとも思います。例えば、自分の車に愛称をつけてあげるなども考えてみてはどうでしょうか。

洗車が必要な理由

ガラスコーティングの最適な洗車頻度はどのメニューも基本的に同じ

洗車が必要な理由は様々あります。大きな理由について、紹介します。

車の寿命を延ばす

車の寿命を延ばすためには、定期的な洗車が必要です。車体に付着した汚れや泥は、時間の経過とともに塗装を傷める原因になります。サビが発生しやすくなり、さらには車両自体にも影響してくることもあるのです。また、内装の清掃も同じです。食べかすやホコリが蓄積すると、シートやカーペットの劣化を早めますし、衛生面でも良くありません。
洗車中に、車についた傷や異変に気づくこともあり、早期発見にもつながります。

車の美観を保つ

車の美観を保つことは、車の価値にとっては重要です。特に売却を今後検討する方にとっては見た目の良さは査定にも影響してきます。
定期的な洗車を行うことで、美観の維持に繋がります。
売却を予定しない方も綺麗な方が車にとっていいことなので洗車はなるべくするようにしましょう。

走行時の安全性を向上

走行時の安全性にも影響してしまいます。汚れたフロントガラスやミラーは視界を悪化させる原因になるからです。
この様に一時的に視界が遮られることは、運転する際の事故リスクを高めてしまうでしょう。

また、車体に付着した砂や泥は、タイヤのグリップ力にも影響をすることがあります。急なカーブなどで、タイヤの性能が十分に発揮できない場合があります。しっかりと洗車を行うのと合わせて、タイヤの状態をチェックするようにもしましょう。
ブレーキ周りに付着した汚れです。これは、ブレーキの効き具合にも影響してしまうことがあります。ブレーキダストが蓄積すると、ブレーキパッドやディスクの劣化に繋がります。洗車は走行時の安全性を向上だけでなく、車の故障を防ぐ役割もあるのです。

洗車の頻度

洗車頻度

洗車の頻度は、車をどのように使用するかによって異なります。一般的には週に一度の洗車が推奨されています。しかし、雨天や砂埃の多い地域に住んでいる方は、洗車の回数を増やす必要があるかもしれません。あまり使用しない場合でも、月に一度は洗車を行うことが理想的ではあります。
外出先が海や山へのドライブが多い方は、砂や塩分が付着しやすいため、より頻繁に洗車することをおすすめします 。

また、春時期は花粉や黄砂の飛来が多くなります。花粉水分湿気触れると、「ペクチン」呼ばれる粘り気ある物質放出ます。このペクチン塗装付着し、そのまま放置すると、通常洗車では落としにくい「花粉汚れ」や「花粉シミ」ってしまます。花粉や黄砂が多い春は、10日以内に1度の洗車が理想です。

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定期的に洗車を行おう

洗車

洗車をしないでいると、どうなるか?お分かりになりましたでしょうか。洗車をしない車は、以下のような深刻な問題を引き起こしてしまいます。

・塗装劣化・色あせ
・ボディ腐食・サビ
・視界不良による運転リスク

洗車は「忙しい」「面倒」と思うかもしれませんが、車を守るためには、定期的な洗車は大事なことです。何年も長いこと乗りたい車だからこそ、日々のメンテンスにはこだわりたいものです。さらに、車のことを考えるとコーティング施工も視野に入れるのもいいでしょう。
車を長持ちさせるためには、定期的に洗車を行っていきましょう。