カーコーティングの普及により、近年では自分で施工できるさまざまなガラスコーティング剤が販売されています。なかでも人気なのが、ボディに吹き付けて拭き上げるだけで施工できるスプレー・リキッドタイプです。手軽に使いやすく、初めてDIY施工に挑戦する方にも選ばれていますが、商品によって施工方法や艶、水弾き、耐久性などは異なります。
そのため、「種類が多くてどれを選べばよいか分からない」「今まで使った商品では仕上がりに満足できなかった」という方もいるでしょう。この記事では、スプレー・リキッドタイプのガラスコーティング剤について、主な種類や選び方、施工時の注意点、プロが厳選した目的別のおすすめ商品を解説します。
カーコーティング剤の主なタイプとそれぞれの特徴

近年のカーコーティングではガラス系の商品が主流ですが、DIY用だけでも施工方法や性能の異なる複数のタイプがあります。主な種類は、手軽なスプレータイプ、スポンジで施工する塗り込みタイプ、耐久性を重視した硬化型です。それぞれ施工のしやすさや仕上がり、耐久性などに違いがあるため、自分の目的に合ったタイプを選ぶことが大切です。ここでは、DIY用ガラスコーティング剤の主なタイプと特徴を解説します。
スプレータイプ|吹き付けて拭くだけで手軽に施工できる
スプレー・リキッドタイプは、液剤をボディやクロスへ吹き付け、拭き広げて仕上げるタイプです。塗布用スポンジを使わない商品が多く、施工工程を抑えながらボディ全体へコーティングできます。洗車後の濡れたボディに使えるものや、水で流して仕上げる商品など、施工方法の幅が広いことも特徴です。短時間で再施工しやすいため、洗車のたびに艶や水弾きを整え、きれいな状態を維持したい方と相性がよいでしょう。
その反面、手軽さを重視した商品は定期的な再施工を前提としていることもあります。施工回数をできるだけ減らし、長期間お手入れの負担を抑えたい方は、耐久期間まで確認して選ぶことが大切です。
塗り込みタイプ|スポンジなどで塗布して被膜を仕上げる
塗り込みタイプは、ボトルなどに入った液剤を専用スポンジへ含ませ、ボディへ薄く塗り広げて仕上げるタイプです。スプレーのように吹き付けるのではなく、一定の範囲ごとに液剤を塗布していきます。商品によって性能は異なるものの、スプレータイプよりも被膜の耐久性や艶を重視した製品が多い傾向にあります。
硬化型ほど施工条件が細かくない商品もあり、施工のしやすさを残しながら、仕上がりや持続性にもこだわりたい方におすすめです。その分、ボディ全体へ均一に塗り広げる作業が必要となり、スプレータイプより施工時間はかかりやすくなります。手軽さだけでなく、施工にかけられる時間と求める性能のバランスで選ぶことがポイントです。
硬化型タイプ|施工後に硬化させて耐久性を高める
硬化型は、ボディへ塗布した液剤を施工後に反応・硬化させ、塗装面に強固なコーティング被膜を形成するタイプです。スプレータイプなどには、液剤を塗装表面へ定着させて保護膜を作る商品が多いのに対し、硬化型は硬化反応によって被膜そのものを形成していく点に大きな違いがあります。
そのため、簡易施工を重視した商品と比べ、耐久性や塗装を保護する性能に優れる傾向があります。ただし、塗布量や拭き上げのタイミング、施工後の乾燥などには注意が必要です。拭き残しや塗りムラがある状態で硬化すると、そのまま跡として残り、修正に研磨が必要となる場合もあります。
価格も比較的高く、施工環境まで整える必要があるため、初めてDIY施工する方には扱いにくいタイプです。手軽さよりも耐久性や保護性能を優先し、施工に十分な時間をかけられる方に適しています。
関連記事:硬化型ガラスコーティング剤とは?メリットや選び方について解説
スプレー式ガラスコーティング剤の主な種類

スプレー・リキッドタイプのガラスコーティング剤は、手軽に施工しやすい点が共通していますが、その中でも特徴によってさらに複数のタイプに分けられます。施工のしやすさを重視したものや、耐久性、艶・光沢、使える箇所の多さを重視したものなどさまざまです。ここでは、スプレー式ガラスコーティング剤の主な種類と、それぞれの特徴を解説します。
ボディが濡れたままで使える施工の手軽さ重視タイプ
スプレー式の中でも特に施工しやすいのが、洗車後の濡れたボディにそのまま使えるタイプです。一般的なコーティングでは、洗車後に水分を拭き取り、乾いた塗装面へ液剤を施工する工程が必要になります。これに対し、濡れたまま使える商品なら、水分が残った状態で液剤を吹き付け、そのままクロスで塗り広げながら拭き上げられます。
洗車後の拭き上げとコーティングを同時に進められるため、普段の洗車に大きな手間を加えず施工できることが最大の魅力です。こまめに洗車するものの、コーティングだけのために時間を確保したくない方に向いています。
被膜が長持ちしやすい耐久性重視タイプ
スプレー・リキッドタイプは施工の手軽さを重視した商品が多いものの、被膜の持続性に力を入れたタイプもあります。数週間から数カ月程度の商品があるなか、適切な施工を前提として約6カ月の耐久性がある製品も販売されています。硬化型ほど施工条件が細かくないため、簡単に施工しながら再施工の回数を減らせることがメリットです。
毎月のように塗り直すのが面倒でも、硬化型を自分で施工するのは不安という方に向いています。1本あたりの施工可能台数や価格にもよりますが、耐久期間が長ければ使用量を抑えやすく、結果としてコストを抑えられる場合もあります。
深みのある仕上がりを得やすい艶・光沢重視タイプ
3つ目は、耐久性や施工時間よりも、施工後の艶や光沢を重視したタイプです。洗車後に施工することで塗装表面が整い、色に深みが増したような艶や、滑らかな光沢を得やすくなります。艶を重視した商品には、ガラス系成分やレジンなどによって塗装表面の細かな凹凸を埋め、滑らかに見せるよう設計されたものもあります。そのため、洗車などで付いた細かな線傷であれば、施工後に目立ちにくくなり、消えたように仕上げることも可能です。
ただし、研磨のように傷そのものを除去しているわけではありません。すべての艶重視商品に同様の効果があるとも限らないため、傷消し性能を求める場合は商品ごとの特徴を確認しましょう。こまめに施工しながら、その都度きれいな艶や光沢を楽しみたい方に向いています。
ボディ以外にも使えるマルチタイプ
4つ目は、塗装面だけでなく、ヘッドライトやホイール、未塗装樹脂、外側の窓ガラスなどにも施工できるマルチタイプです。1本で複数箇所を仕上げられるため、部位ごとにコーティング剤を使い分ける手間を抑えられるのが大きなメリットです。ボディ用の商品が誤って樹脂やガラスへ付着し、拭き直すといった失敗も減らしやすくなります。
こうした商品は、複数の素材への使用を想定して成分や施工方法が設計されています。液状でクロスへ取りやすく、形状の異なるパーツへ薄く塗り広げやすいことも、スプレー・リキッドタイプと相性のよい特徴です。ただし、使用できる箇所は製品ごとに異なるため、施工前にメーカーが指定する用途を確認しましょう。
「最強」「おすすめ」でスプレー式のガラスコーティング剤を選ぶのは間違い

スプレー式ガラスコーティング剤を探していると、「最強」「おすすめ」「ランキング1位」といった情報を目にします。どれを選べばよいか分からない場合の参考にはなりますが、それだけを理由に商品を決めるのはおすすめしません。なぜなら、手軽さを求める人と耐久性を重視する人では、「一番良い商品」の条件そのものが異なるためです。艶や水弾きの好みに加え、青空駐車か屋内保管か、どれくらいの頻度で洗車・再施工するかによっても評価は変わります。
さらに、同じ商品でも下地の状態や施工方法によって仕上がりや持続性に差が出ます。「最強だから」「ランキング1位だから」ではなく、まず自分が何を重視するのかを決め、その条件を満たす商品を選びましょう。
DIY用とプロ・業務用ガラスコーティング商品の違い

「プロ・業務用ならDIY用より高性能」と考えて商品を探す方もいますが、単純に上位互換として選ぶのはおすすめできません。業務用には高い耐久性や保護性能を狙った製品がありますが、その性能を引き出すには、適切な下地処理や施工環境、塗布・拭き上げの技術まで求められます。
実際にプロ向けの硬化型商品には、施工前の研磨や脱脂、温度・湿度の管理、施工後の硬化時間まで細かく指定されるものがあります。つまり、性能が高い商品ほどDIYでも良い仕上がりになるとは限りません。価格も高くなりやすいため、一般的なDIY環境ではメリットより失敗のリスクが大きくなることもあるでしょう。
ただし、近年はプロ施工に近い耐久性や仕上がりを狙いながら、DIYでも扱いやすいよう施工性を調整した商品もあります。プロ向けかどうかではなく、DIY施工を前提に設計されているか、そのうえで求める性能を満たしているかを基準に選ぶことが重要です。
スプレー式ガラスコーティング剤を選ぶポイント

理想のガラスコーティング剤を見つけるには、まず自分が何を優先したいのかを明確にすることが大切です。加えて、性能だけを見るのではなく、普段の洗車方法や駐車環境など、自分のカーライフに合っているかも確認する必要があります。ここでは、スプレー式ガラスコーティング剤を選ぶ際に確認したいポイントを解説します。
普段の洗車方法やお手入れスタイルに合っているか
スプレー・リキッドタイプは洗車後にそのまま施工できる商品が多く、比較的短い間隔で繰り返し使いやすいことが特徴です。そのため、普段のお手入れ方法や洗車頻度に合っているかを確認しましょう。洗車が好きで、こまめな再施工も苦にならない場合は、耐久性より艶や水弾きを重視する選び方もあります。施工するたびに仕上がりを整えやすく、きれいな状態を楽しめるためです。
反対に、洗車自体が苦手でお手入れの回数を減らしたい場合は、耐久性を重視した商品の方が向いています。施工が簡単かどうかだけでなく、次に施工するまでの手間まで含めて選ぶことがポイントです。
青空駐車や屋内保管など愛車の駐車環境に合っているか
商品の性能を選ぶ際は、愛車を普段どこに保管しているかも重要です。青空駐車では雨や紫外線、花粉、砂ぼこりなどにさらされやすく、屋内保管よりボディが汚れやすい環境になります。そのため、青空駐車の場合は洗車頻度に関係なく耐久性や防汚性、水ジミの残りにくさなどは意識したいところです。反対に、屋内保管で走行頻度も少ない場合は、耐久性だけを最優先にする必要性は低くなります。
もちろん、駐車環境だけで商品が決まるわけではありません。洗車頻度や年間の走行距離なども踏まえ、愛車が普段どれくらい外的要因にさらされるかを基準に考えると選びやすくなります。
艶や光沢など自分が重視したい仕上がりに合っているか
コーティング後の見た目にどこまでこだわるかも、商品選びの重要なポイントです。たとえば黒や濃紺などの濃色車では、色の深みや映り込みを高める目的で艶重視の商品を選ぶ人が多い傾向です。これに対し、淡色車では施工直後の艶より、汚れにくさや水弾きによる洗車のしやすさを優先する人もいます。
もちろんボディカラーだけで決める必要はなく、どのような仕上がりを求めるかが重要です。「とにかく艶を出したい」「きれいな状態を保ちやすくしたい」など、施工する目的を具体的にしておくと、必要な性能を絞り込みやすくなります。
関連記事:スプレータイプのガラスコーティング剤比較の結論!環境と色で選ぶのがプロの正解
好みの水弾きを得られる撥水性能があるか
ガラスコーティングの水弾きは、主に「撥水系」「親水系」「滑水系」に分けられます。撥水系は水を丸い粒状に弾き、親水系は水が塗装面になじむように広がるタイプです。滑水系は水滴を弾きながら流れ落ちやすくするというものです。水の残り方が異なるため、見た目だけでなく水ジミの付きやすさや洗車後の拭き上げにも違いが出ます。
一般的には、淡色車やこまめに洗車する車では撥水系、濃色車や青空駐車では親水・滑水系が選択肢になりやすい傾向です。ただし、これはあくまで選び方の目安です。濃色車でもこまめに水滴を拭き取れるのであれば、撥水系を選んでも問題ありません。ボディカラーだけで決めず、駐車環境や洗車頻度、水弾きの好みまで含めて選びましょう。
関連記事:車のコーティングって親水,撥水,滑水があるけど。どれが一番よい?
【施工のしやすさ重視】スプレー式ガラスコーティング剤おすすめ2選
施工のしやすさを重視する場合は、単にスプレー式かどうかではなく、洗車後にどのような工程が必要なのかまで確認しましょう。濡れたまま施工できる商品や、拭き上げすら必要ない商品であれば、普段の洗車にほとんど手間を増やさず使えます。ここでは、施工工程を大きく減らせる2商品を紹介します。
GYEON Q²M WetCoat
Q²M WetCoatの特徴は、洗車後の濡れたボディへ吹き付け、水で流すだけで施工が完了することです。1パネルにつき1〜2回スプレーし、乾く前に強めの水圧ですすいだ後は、通常通りボディを拭き上げるだけ。液剤をクロスで塗り広げたり、乾燥後に拭き取ったりする工程がありません。
塗装だけでなく、ガラスや樹脂、金属、ホイールにも使用でき、1台あたりの使用量目安は約80mlです。施工後すぐに撥水性やセルフクリーニング性が得られ、持続期間は最長約12週間。「洗車とは別にコーティング作業をしたくない」という方には、特に使いやすい1本です。
SOFT99 レインドロップ トルネードヴォルテックス
レインドロップ トルネードヴォルテックスも濡れたまま施工できますが、こちらは広範囲へ素早く噴射して、拭き上げと同時に仕上げられる設計が特徴です。独自の「TVヘッド」により液剤をトルネード状に噴射でき、1㎡あたり約2秒を目安に吹き付けて施工します。
さらに、ボディとガラスを同じ液剤で施工できるため、部位ごとに商品を持ち替える必要もありません。拭き上げ後はボディで約5カ月、ガラスで約3カ月の撥水効果が目安となっており、手軽さだけでなく再施工までの間隔も取りやすい設計です。「洗車後の拭き上げついでに、ボディもガラスもまとめて仕上げたい」という方に向いています。
・SOFT99 レインドロップ トルネードヴォルテックスの詳細はこちら
【耐久性を重視】スプレー式ガラスコーティング剤おすすめ2選
耐久性を重視する場合は、公表されている持続期間だけでなく、被膜を長持ちさせる仕組みや再施工のしやすさも確認しましょう。使用量が多かったり施工条件が細かかったりすると、長持ちしても日々のお手入れが負担になる場合があります。ここでは、スプレー・リキッドタイプの手軽さを残しながら、被膜の持続性にもこだわった2商品を紹介します。
SCHILD®Premium 超撥水リキッド290ml

SCHILD®Premium 超撥水リキッドは、通常のSCHILD®シリーズよりコーティング成分を増やし、撥水性能と持続性を高めた上位モデルです。接触角100°以上の超撥水被膜を形成し、水滴が転がる際に汚れも一緒に流れ落ちやすくすることで、施工後のお手入れまで考えられています。
コーティング専門店が、これまで多くの車を施工してきた経験をもとに開発している点も大きな特徴です。プロ向けに近い性能を狙いながら、施工はクロスへ2〜3プッシュして塗り広げ、すぐに拭き上げるだけ。初期乾燥も早く、施工直後に雨に濡れても問題ない設計となっています。
290mlで普通乗用車約15台分が目安となり、月1回施工しても約1年間使用できます。耐久性だけを追求するのではなく、高い撥水性能を定期的に補いながら、長く良好な状態を維持したい方に選びやすい1本です。ヘッドライトや樹脂、ホイール、ガラスなど、ゴム以外の幅広い箇所にも施工できます。
・SCHILD®Premium 超撥水リキッド290mlの詳細はこちら
SOFT99 レインドロップ ゴールドグロス
レインドロップ ゴールドグロスは、高反応型シロキサンを配合し、ボディで約7カ月、ガラスで約3カ月の撥水耐久性を実現した商品です。濡れたボディへ直接スプレーして拭き上げる施工方法ながら、長期間の持続性を狙える点が大きな違いです。
液剤を塗布するとコーティング成分が再配列する「SELF SMOOTING処方」が採用されており、ムラを抑えながら平滑な被膜を形成します。施工後に1日以上乾燥させることで被膜の密着をさらに高められるため、手軽に施工したいものの、頻繁な再施工は避けたい方に向いています。
・SOFT99 レインドロップ ゴールドグロスの詳細はこちら
【艶・光沢を重視】スプレー式ガラスコーティング剤おすすめ2選
艶や光沢を重視する場合は、「艶が出る」という説明だけでなく、どのような成分や被膜設計によって仕上がりを高めているのかまで確認しましょう。塗装表面を滑らかに整えるものや、艶成分の密着性を高めたものなど、仕組みによって見え方や持続性も変わります。ここでは、仕上がりの美しさに明確なこだわりを持つ2商品を紹介します。
SCHILD® 滑水リキッド290ml

SCHILD® 滑水リキッドは、光沢を高めながら、その美しさを損ねるイオンデポジットやウォータースポットまで付きにくくすることを狙った商品です。一般的な撥水とは異なり、水滴を鈍角に弾いて流れ落ちやすくする滑水被膜を形成。水滴がボディに残り続けるのを抑えながら、なめらかな肌触りと深みのある光沢へ仕上げます。被膜の密着性にもこだわっており、艶が長持ちしやすい点も特徴です。
多くの車を施工してきたコーティング専門店が、その経験を活かして開発しているため、見た目だけでなく施工後のお手入れまで考えられています。持続期間は約3〜6カ月で、軽度な黒ずみや油汚れ、シミを落としながら施工することも可能です。塗って艶を出すだけでなく、水ジミを抑えながらきれいな状態を維持したい方に適した1本です。
プロスタッフ CCウォーターゴールド プレミア
CCウォーターゴールド プレミアは、塗装の隙間へ浸透して密着するGHA成分を高濃度で配合し、濃くしっとりとした艶を作り出すことにこだわった商品です。ガラス系ナノコロイドやガラス系艶成分に耐久レジンを組み合わせ、塗装表面の微細な凹凸を平滑に整えることで、固形ワックスのような重厚感のある仕上がりを狙えます。
さらに、繰り返し施工するとガラス系被膜が厚みを増し、艶も深まっていく設計です。1回の施工直後だけでなく、洗車のたびに手をかけながら艶を育てていきたい方と相性がよい商品です。
・プロスタッフ CCウォーターゴールド プレミアの詳細はこちら
【対応箇所の多さを重視】スプレー式ガラスコーティング剤おすすめ2選
対応箇所の多さを重視する場合は、ボディ以外のどこまで施工できるのかを具体的に確認しましょう。ガラスやホイールだけでなく、樹脂パーツや車内にも使える商品があります。あわせて、部位ごとに施工方法を変える必要があるかもチェックしたいポイントです。対応範囲に大きな差がない場合は、水弾きや艶、耐久性なども含めて総合的に選びましょう。
SCHILD®親水リキッド290ml

SCHILD®親水リキッドは、ボディだけでなくヘッドライトや樹脂パーツ、ホイール、ガラスまで1本で施工できるガラス系コーティング剤です。多くの車を施工してきたコーティング専門店が、その経験を活かして開発している点も特徴です。親水被膜によって水がまとまって流れやすくなり、イオンデポジットやウォータースポットの付着を抑えながら、深みのある艶に仕上げられます。
微細な小傷を埋めて目立ちにくくする働きもあり、持続期間は約3〜6カ月です。複数箇所をまとめてコーティングしたいだけでなく、濃色車の水ジミ対策や艶にもこだわりたい方に選びやすい1本です。硬化型の親水ガラスコーティングを施工した車のメンテナンスにも使用できます。
プロスタッフ CCウォーターゴールド
CCウォーターゴールドは、ボディのほか、外側の窓ガラス、ホイール、未塗装樹脂、ダッシュボードなどの車内樹脂まで施工できるタイプです。スマートフォンやタブレットの画面にも使用できるほど対応範囲が広く、車の内外を1本でまとめて仕上げやすいことが特徴となります。
洗車後の濡れたボディへスプレーして、そのまま水分と一緒に拭き上げられるため、普段の洗車へ取り入れやすい点も魅力です。乾いた状態でも施工でき、その場合は艶や撥水性をさらに高められます。ホイールなど細かな箇所はクロスへ吹き付けて施工できるため、場所に合わせて使い方を変えられるのも便利です。
スプレー式ガラスコーティング剤を施工する際の注意点

ガラスコーティングは、どの商品を選ぶかだけでなく、施工前のボディ状態や作業環境によっても仕上がりや持続性が変わります。せっかく性能の高い商品を選んでも、汚れが残った状態で塗ったり、液剤が乾きやすい環境で作業したりすると、本来の性能を発揮できません。反対に、基本を押さえて正しく施工すれば、DIYでもきれいな仕上がりを目指せます。ここでは、特に注意したい3つのポイントを解説します。
中古車は施工前に鉄粉や水ジミなどを除去する
コーティングをきれいに仕上げるには、液剤を塗る前の下地処理が重要です。状態の良い新車であれば洗車など比較的軽い処理で済む場合もありますが、中古車には鉄粉や水ジミ、水アカなどがすでに付着していることがあります。こうした汚れが残ったまま施工すると、その上から被膜を作ることになり、見た目が整わないだけでなく、液剤を均一に塗り広げにくくなります。
DIY施工においては、鉄粉や水ジミを成分の力で分解・溶解して落とすタイプの専用除去剤を使うのがおすすめです。粘土や研磨剤などでこすって物理的に除去する方法は、塗装面に細かな傷が付く可能性があります。まずは汚れの種類に合ったケミカルで落とせるか試し、必要以上にボディへ負担をかけないようにしましょう。
風の強い日は液剤の飛散を防ぐため施工を避ける
屋外で施工する場合は、風の強さにも注意が必要です。特にスプレータイプは液剤が細かな霧状になって広がるため、風があると狙った場所以外へ飛散しやすくなります。ボディ専用の商品が窓ガラスや未塗装樹脂などへ付着すると、商品によってはムラやシミの原因になる可能性があります。さらに、隣に停めている車や住宅の壁などへ液剤が飛ぶことも考えられるため、強風時は施工自体を避けるのが無難です。
風が多少ある環境で作業する場合は、商品がクロスへの施工に対応していれば、ボディへ直接噴射せずクロスに吹き付けてから塗り広げる方法があります。飛散を抑えられるうえ、狙った範囲へ液剤を付けやすくなるため、屋外で施工する際に覚えておきたい方法です。
炎天下やボディが熱くなっている状態では施工しない
炎天下や走行直後など、ボディが熱くなっている状態での施工も避けましょう。液剤の水分や溶剤が通常より早く乾きやすくなり、十分に塗り広げる前に乾燥すると、拭きムラや施工ムラにつながる可能性があります。洗車の段階でも、熱い塗装面では水滴が短時間で乾き、水ジミが残りやすくなるため注意が必要です。ボディが熱い場合は十分な水で冷やし、表面温度が下がってから施工しましょう。
できれば屋根のある日陰で作業し、難しい場合は気温や日差しが比較的穏やかな朝や夕方にするのがおすすめです。商品ごとに乾燥時間や施工条件も異なるため、最後は必ず使用方法を確認してから作業してください。
関連記事:DIYガラスコーティングの施工手順(完全版)をプロが徹底解説
出典:YouTube
監修者
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
本サイトは、カーコーティング専門店「株式会社カービューティーアイアイシー」が運営し、長年現場で施工に携わってきた舊役哲史(きゅうやく てつし)が監修しています。2016年にガラスコーティング剤・洗車用品の専門通販サイトとしてスタートし、「自分で施工できる高品質なコーティング剤が欲しい」というお客様の声をもとに誕生しました。プロの施工現場で培った知識と経験を活かし、初心者でも扱いやすく、かつプロ品質の製品を提供しています。現在では多くのユーザーやコーティング業者にも支持され、高評価レビューを獲得しています。「本当に効果のある製品だけを届ける」ことを信念に、製品開発・選定・情報発信を行っています。
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